片栗粉は料理にとろみをつけたり、揚げ物の衣にしたりと、和食には欠かせない調味料です。しかし、正しく保存しないとダニが発生したり、固まってしまったりすることがあります。「片栗粉にダニがわいた」「開封後の保存方法がわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、片栗粉の正しい保存方法を常温・冷蔵・冷凍別に詳しく解説します。ダニ対策や固まった片栗粉の対処法、保存容器の選び方から調理のコツまで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
片栗粉の特徴と種類を詳しく解説

片栗粉はとろみ付けや揚げ物の衣として使われる、日本の台所に欠かせない粉類です。もともとはカタクリの根から作られていましたが、現在はほとんどがジャガイモのでんぷんから作られています。片栗粉の特徴を正しく理解することで、より効果的な保存と調理が可能になります。
片栗粉の基本情報と栄養成分
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主成分 | でんぷん(ジャガイモ由来が多い) |
| 原料 | 現在:ジャガイモ、本来:カタクリの根 |
| カロリー | 約330kcal(100gあたり) |
| 炭水化物 | 約82g(100gあたり) |
| タンパク質 | 約0.1g(100gあたり) |
| 賞味期限 | 未開封で1〜2年 |
| 特徴 | 無味無臭、白色の粉末 |
| 保存の敵 | ダニ、湿気、臭い、高温 |
片栗粉の歴史と名前の由来
片栗粉という名前は、もともとカタクリの根から作られていたことに由来します。カタクリは春に紫色の花を咲かせるユリ科の植物で、江戸時代には山野に自生するカタクリの根からでんぷんを取り出して使用していました。しかし、カタクリは採取量が限られており高価だったため、明治時代以降はジャガイモから作られるでんぷんが代用されるようになりました。現在では市販の片栗粉のほとんどがジャガイモでんぷんですが、本物のカタクリから作った「本くず」や「本片栗粉」も高級品として販売されています。
片栗粉の主な用途と使い分け
| 用途 | 使い方 | 代表的な料理 |
|---|---|---|
| とろみ付け | 水溶き片栗粉を加熱した料理に加える | あんかけ、中華料理、麻婆豆腐、八宝菜 |
| 揚げ物の衣 | 食材にまぶして揚げる | 唐揚げ、竜田揚げ、チキン南蛮 |
| つなぎ | 肉だねに混ぜる | ハンバーグ、肉団子、つくね、餃子 |
| 下ごしらえ | 肉や魚にまぶす | 炒め物の下味付け、肉の柔らか仕上げ |
| 和菓子 | 餅や団子のまぶし粉 | わらび餅風、くず餅風、大福 |
| 汁物のとろみ | スープや味噌汁に加える | かきたま汁、中華スープ |
片栗粉とコーンスターチの違いと使い分け
片栗粉はジャガイモでんぷん、コーンスターチはトウモロコシでんぷんから作られています。片栗粉は加熱すると透明でツヤのあるとろみになり、冷めると粘りが弱くなります。一方、コーンスターチは白っぽいとろみになり、冷めても粘りが持続します。温かい料理には片栗粉、冷たいデザートやカスタードクリームにはコーンスターチと使い分けましょう。また、揚げ物の衣には片栗粉の方がカリッと仕上がります。
片栗粉にダニがわく原因と対策を徹底解説
片栗粉はダニが発生しやすい食品の一つです。正しい保存方法を知って、ダニの発生を防ぎましょう。ダニが発生した粉類を食べると深刻なアレルギー反応を起こすことがあるため、予防が非常に重要です。
片栗粉にダニがわく5つの原因
- 開封後の密閉不足:袋の口を輪ゴムで留めただけでは、ダニが侵入する。ダニは0.3mm程度と非常に小さく、わずかな隙間からも入り込む
- 高温多湿の環境:ダニは温度25〜30℃、湿度60%以上で繁殖しやすい。特に梅雨時期や夏場は注意が必要
- 常温での長期保存:シンク下や戸棚での長期保存は、ダニにとって好環境となる
- 他の食品からの移動:小麦粉やお好み焼き粉、ホットケーキミックスなどからダニが移ってくる
- 使用後の粉の戻し:使った粉を袋に戻すと、ダニや汚れが入り込む原因になる
片栗粉に発生するダニの種類
粉類に発生するダニは主に「コナダニ」と呼ばれる種類です。コナダニは体長0.3〜0.5mmと非常に小さく、肉眼では確認しづらいのが特徴です。コナダニは乾燥した粉類を好み、条件が整えば2週間程度で大量に繁殖します。また、「チリダニ」も粉類に発生することがあり、これらのダニの死骸やフンがアレルギーの原因となります。
ダニが発生した片栗粉の見分け方
| チェックポイント | 正常な状態 | ダニがいる可能性 |
|---|---|---|
| 見た目 | 白くサラサラしている | 動いている小さな点がある、粉が動いて見える |
| 臭い | 無臭 | カビっぽい臭いや酸っぱい臭いがする |
| 色 | 純白 | 黄ばみやくすみ、茶色い点がある |
| 粉の状態 | サラサラ | 塊がある、湿っている、糸を引いている |
| 確認方法 | 黒い紙の上に広げて静止している | 黒い紙の上に広げると動く点が見える |
ダニがいる片栗粉は絶対に使わないでください
ダニが発生した片栗粉を食べると、アレルギー反応を起こすことがあります。「ダニアレルギー」や「パンケーキ症候群」と呼ばれ、軽度では蕁麻疹やかゆみ、重症の場合はアナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。加熱してもダニの死骸やフンは分解されず、アレルギーの原因になります。ダニがいる疑いがある場合は、もったいなくても必ず処分してください。特にダニアレルギーや喘息の方は注意が必要です。
片栗粉の正しい保存方法【常温・冷蔵・冷凍別】
片栗粉は正しく保存すれば、開封後も長期間使用できます。ダニ対策と品質維持のため、以下の方法で保存しましょう。最もおすすめなのは冷蔵保存です。
保存方法別の保存期間と特徴一覧
| 保存方法 | 保存期間の目安 | おすすめ度 | メリット・デメリット |
|---|---|---|---|
| 常温保存(密閉容器) | 1〜2か月 | ★★★☆☆ | 取り出しやすいが、ダニ発生リスクあり |
| 冷蔵保存 | 6か月〜1年 | ★★★★★ | ダニ対策に最も効果的、使い勝手も良い |
| 冷凍保存 | 1年以上 | ★★★★☆ | 長期保存に最適、解凍不要で使える |
常温保存の方法と注意点(1〜2か月)
【用意するもの】
- 片栗粉
- 密閉容器またはジッパー付き保存袋
- 乾燥剤(シリカゲルなど)
【手順】
- 片栗粉を袋ごと密閉容器に入れる(二重密閉が効果的)
- 乾燥剤を一緒に入れる
- しっかり蓋を閉めて密閉する
- 直射日光を避け、涼しく乾燥した場所で保存(シンク下は避ける)
保存期間:1〜2か月
注意点:夏場(6〜9月)や梅雨時期は常温保存を避け、必ず冷蔵保存に切り替えましょう。気温が20℃を超えるとダニが活発になります。
冷蔵保存の方法【最もおすすめ】(6か月〜1年)
【用意するもの】
- 片栗粉
- 密閉容器またはジッパー付き保存袋
【手順】
- 片栗粉を密閉容器またはジッパー付き保存袋に移し替える
- 空気をしっかり抜いて密閉する
- 冷蔵庫の奥(温度が安定している場所)で保存
- ドアポケットは温度変化が大きいので避ける
保存期間:6か月〜1年
ポイント:冷蔵庫から出したらすぐに使い、常温に長時間放置しないこと。結露を防ぐため、使う分だけ取り出してすぐに戻しましょう。
冷凍保存の方法(1年以上)
【用意するもの】
- 片栗粉
- 冷凍用保存袋(フリーザーバッグ)
【手順】
- 片栗粉を冷凍用保存袋に入れる
- 空気をしっかり抜いて密閉する
- 平らにして冷凍庫で保存
- 日付を書いておくと管理しやすい
保存期間:1年以上
ポイント:片栗粉は水分をほとんど含まないため凍らず、冷凍庫から出してすぐに使えます。解凍の手間が不要なので、冷凍保存は非常に便利です。
なぜ冷蔵・冷凍保存がおすすめなのか
ダニは10℃以下の環境では活動できず、繁殖もできません。冷蔵庫内は約5℃、冷凍庫は-18℃前後なので、ダニの発生を確実に防ぐことができます。また、低温環境では湿気も少ないため、片栗粉が固まりにくくなります。片栗粉は低温でも固まらない性質があるため、冷蔵・冷凍保存に非常に適した食材です。年間を通じて冷蔵保存することをおすすめします。
片栗粉の保存容器の選び方と使い方
片栗粉を正しく保存するためには、適切な保存容器を選ぶことが重要です。密閉性の高い容器を選んで、ダニや湿気から片栗粉を守りましょう。
おすすめの保存容器を徹底比較
| 容器の種類 | メリット | デメリット | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| ガラス製密閉容器 | 臭い移りしない、中身が見える、衛生的、長持ち | 重い、割れる可能性、やや高価 | ★★★★★ |
| プラスチック製密閉容器 | 軽い、割れにくい、安価、種類が豊富 | 臭いが移りやすい、経年劣化する | ★★★★☆ |
| ホーロー製容器 | おしゃれ、臭い移りしない、丈夫 | 中身が見えない、やや高価、重い | ★★★★☆ |
| ジッパー付き保存袋 | 場所を取らない、安価、使い捨てできる | 破れやすい、繰り返し使えない | ★★★☆☆ |
| ワンタッチ開閉容器 | 片手で開閉できる、調理中に便利 | 密閉性がやや弱い場合あり | ★★★☆☆ |
保存容器選びの7つのポイント
- 密閉性:パッキン付きで、しっかり密閉できるものを選ぶ。ダニは0.3mmの隙間からも侵入する
- サイズ:片栗粉の量に合った大きさを選ぶ。大きすぎると空気が多く入り品質低下の原因に
- 開閉のしやすさ:頻繁に使う場合は、ワンタッチで開閉できるものが便利
- 洗いやすさ:口が広くて洗いやすい形状を選ぶ。パッキンが取り外せるものがベスト
- 透明度:中身が見えると残量がわかりやすく、管理しやすい
- 素材:長期使用ならガラス製、軽さ重視ならプラスチック製がおすすめ
- 冷蔵庫対応:冷蔵・冷凍保存するなら、低温対応の容器を選ぶ
容器の使い方とお手入れ方法
保存容器を清潔に保つことも、片栗粉を長持ちさせるコツです。容器は使い終わったら水洗いし、しっかり乾燥させてから次の片栗粉を入れましょう。パッキン部分は汚れがたまりやすいので、外して洗うことをおすすめします。また、容器にラベルを貼って「片栗粉」と「開封日」を書いておくと、小麦粉やコーンスターチと間違えることなく、鮮度管理もしやすくなります。
固まった片栗粉の対処法と復活方法

片栗粉は湿気を吸うと固まることがあります。固まった場合でも、品質に問題がなければ使用できます。状況に応じた対処法を紹介します。
固まった片栗粉を元に戻す3つの方法
【方法1:天日干しで乾燥させる】
- 固まった片栗粉をバットやお皿に薄く広げる
- 風通しの良い日陰で2〜3時間干す(直射日光は避ける)
- 乾燥したらフォークや泡立て器でほぐす
- 茶こしでふるってサラサラにする
メリット:電気を使わずエコ。大量の片栗粉も一度に処理できる
注意点:雨の日や湿度の高い日は避ける。虫が入らないようネットをかける
【方法2:電子レンジで乾燥させる】
- 固まった片栗粉を耐熱容器に入れる
- ラップをせずに電子レンジで30秒〜1分加熱
- 取り出して冷まし、フォークでほぐす
- まだ固まりがあれば20秒ずつ追加加熱
メリット:短時間で処理できる。天気に左右されない
注意点:加熱しすぎると焦げるので、様子を見ながら少しずつ加熱する
【方法3:フードプロセッサーで砕く】
- 固まった片栗粉をフードプロセッサーに入れる
- 数秒間パルス運転で砕く(連続運転は避ける)
- 茶こしでふるってサラサラにする
メリット:硬く固まった片栗粉も処理できる
注意点:少量ずつ行い、熱がこもらないようにする。ブレンダーでも代用可能
固まった片栗粉を使う際の注意点
固まった片栗粉でも、カビ・異臭・変色がなければ使用できます。ただし、水溶き片栗粉を作る際は、塊が残っているとダマになりやすいため、しっかりほぐしてから使いましょう。揚げ物の衣として使う場合は、多少の塊があっても揚げている間に崩れるので問題ありません。もし塊がどうしても取れない場合や、臭いが気になる場合は、新しい片栗粉を使うことをおすすめします。
片栗粉を使った料理のコツとテクニック
正しく保存した片栗粉を使って、美味しい料理を作りましょう。片栗粉を上手に使うコツを詳しく紹介します。
とろみ付けを成功させる5つのコツ
| ポイント | 詳しい説明 |
|---|---|
| 水溶き片栗粉の割合 | 片栗粉1:水2が基本。薄めのとろみなら1:3、濃いめなら1:1.5に調整 |
| 加える前によく混ぜる | 水溶き片栗粉は沈殿しやすいので、加える直前に必ずよく混ぜる |
| 火を弱めてから加える | 沸騰している鍋に入れるとダマになりやすい。一旦火を弱めてから回し入れる |
| 鍋全体に回し入れる | 一か所に入れずに、鍋全体に円を描くように回し入れる |
| 再沸騰させて火を通す | 加えた後は中火で加熱し、しっかり火を通すことでとろみが安定する |
唐揚げを美味しく作るテクニック
- 片栗粉のみで揚げる:カリッとした軽い食感になる。竜田揚げ風の仕上がり
- 片栗粉+薄力粉を1:1で:サクサクでジューシーな仕上がり。最もバランスが良い
- 二度揚げで食感アップ:160℃で4分揚げ、2分休ませ、180℃で1分揚げるとカリカリに
- 薄くまぶす:つけすぎるとベタッとした仕上がりになるので、余分な粉は落とす
- 揚げる直前にまぶす:時間が経つと水分を吸ってベチャッとなる
肉を柔らかくする下ごしらえ
片栗粉は肉を柔らかく仕上げる効果もあります。炒め物の前に肉に片栗粉をまぶしておくと、肉の水分が逃げにくくなり、ジューシーに仕上がります。また、肉の表面がコーティングされることで、調味料が絡みやすくなる効果もあります。豚肉や鶏肉の炒め物には特におすすめのテクニックです。
片栗粉の代用品と使い分けガイド
片栗粉がない時は、他のでんぷん類で代用できます。それぞれ特徴が異なるので、用途に合わせて選びましょう。
| 代用品 | 特徴 | 適した用途 | 置き換え量 |
|---|---|---|---|
| コーンスターチ | 冷めても粘りが持続、やや白っぽい仕上がり | カスタードクリーム、冷たい料理のとろみ | 同量で置き換え可能 |
| 小麦粉 | とろみは弱い、しっかり火を通す必要あり | シチュー、グラタン、揚げ物の衣 | 片栗粉の1.5〜2倍量 |
| 葛粉 | 透明感があり上品な仕上がり、高価 | 和菓子、あんかけ、葛湯 | 同量で置き換え可能 |
| タピオカ粉 | もちもちした食感、透明になる | わらび餅風、ポンデケージョ | 同量で置き換え可能 |
| 米粉 | サクサクした食感、グルテンフリー | 揚げ物の衣、から揚げ | 同量で置き換え可能 |
| くず粉 | 本葛は高級、透明で上品なとろみ | 和菓子、精進料理 | 同量で置き換え可能 |
季節別の片栗粉保存対策
季節によって保存環境は大きく変わります。季節ごとの対策を知っておくと、片栗粉を一年中安全に保存できます。
春(3〜5月)の保存対策
春は気温が上がり始め、ダニが活発になる季節です。4月以降は常温保存を避け、冷蔵保存に切り替えることをおすすめします。また、花粉が多い時期なので、容器の蓋はしっかり閉めましょう。
夏(6〜8月)の保存対策
夏はダニが最も繁殖しやすい季節です。必ず冷蔵または冷凍保存してください。冷蔵庫から出したらすぐに使い、常温に放置しないようにしましょう。梅雨時期は特に湿気が多いので、乾燥剤も活用してください。
秋(9〜11月)の保存対策
秋は気温が下がり始めますが、9月はまだ暑い日もあるため油断禁物です。10月以降は常温保存も可能ですが、暖房を使い始める時期なので室温に注意しましょう。
冬(12〜2月)の保存対策
冬は気温が低くダニが繁殖しにくい季節ですが、暖房で室温が上がる場合は冷蔵保存が安心です。乾燥しやすい季節なので、密閉容器に入れておけば固まりにくくなります。
片栗粉を使ったおすすめレシピ
保存した片栗粉を活用できる、簡単で美味しいレシピを紹介します。
基本のあんかけの作り方
【材料】(2人分)
- だし汁:200ml
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 片栗粉:大さじ1
- 水:大さじ2
【作り方】
- 鍋にだし汁、醤油、みりんを入れて中火で加熱する
- 片栗粉と水を混ぜて水溶き片栗粉を作る
- 煮立ったら火を弱め、水溶き片栗粉を回し入れる
- 木べらで混ぜながら再沸騰させ、とろみがついたら完成
もちもちわらび餅風デザート
【材料】(4人分)
- 片栗粉:50g
- 砂糖:50g
- 水:300ml
- きな粉:適量
- 黒蜜:適量
【作り方】
- 鍋に片栗粉、砂糖、水を入れてよく混ぜる
- 中火にかけ、木べらで絶えず混ぜながら加熱する
- 透明になってきたら弱火にし、さらに2分ほど練る
- 水で濡らしたスプーンで一口大にすくい、冷水に落とす
- 水気を切って器に盛り、きな粉と黒蜜をかけて完成
片栗粉の保存に関するQ&A
Q1. 片栗粉は開封後どれくらい持ちますか?
開封後の片栗粉は、常温で1〜2か月、冷蔵で6か月〜1年、冷凍で1年以上保存できます。ただし、ダニの発生を防ぐためには、開封後は冷蔵または冷凍保存がおすすめです。袋に記載された賞味期限は未開封の場合の目安なので、開封後は早めに使い切るようにしましょう。
Q2. 片栗粉を冷蔵庫で保存すると固まりますか?
片栗粉は水分をほとんど含まないため、冷蔵庫で保存しても固まりません。ただし、冷蔵庫から出した時に結露が発生すると湿気を吸って固まる原因になります。使う分だけ取り出し、すぐに冷蔵庫に戻すようにしましょう。また、密閉容器に入れておくことで、冷蔵庫内の臭いが移るのも防げます。
Q3. 片栗粉と小麦粉は同じ容器で保存していいですか?
片栗粉と小麦粉は別々の容器で保存することをおすすめします。一緒に保存すると、どちらかにダニが発生した場合、もう一方にも移ってしまう可能性があります。また、使う時に間違えやすくなるため、ラベルを貼るなどして区別できるようにしておきましょう。
Q4. 賞味期限が切れた片栗粉は使えますか?
賞味期限が切れた片栗粉でも、適切に保存されていて、カビ・異臭・虫がなければ使用できます。ただし、風味や品質が落ちている可能性があるため、新しいものに比べてとろみがつきにくくなることがあります。長期間放置していた場合は、ダニがいないか必ず確認してから使用しましょう。
Q5. 片栗粉を使う前にふるった方がいいですか?
必ずしもふるう必要はありませんが、長期間保存していた片栗粉や湿気を吸って固まり気味の片栗粉は、茶こしでふるうとサラサラになって使いやすくなります。また、ダマになりにくくなるため、とろみ付けの際は特にふるうことをおすすめします。
Q6. 片栗粉の袋をそのまま冷蔵庫に入れてもいいですか?
片栗粉の袋をそのまま冷蔵庫に入れることもできますが、袋だけでは密閉が不十分なため、冷蔵庫内の臭いが移ったり、ダニが侵入したりする可能性があります。袋ごと密閉容器やジッパー付き保存袋に入れてから冷蔵庫で保存することをおすすめします。この「二重密閉」が最も安心な方法です。
Q7. 片栗粉は夏と冬で保存方法を変えた方がいいですか?
夏場はダニが繁殖しやすい環境になるため、必ず冷蔵または冷凍保存しましょう。冬場は気温が低いため常温保存でも問題ありませんが、暖房で部屋が暖かくなる場合は冷蔵保存が安心です。保存方法を切り替える手間を省くなら、一年を通して冷蔵保存することをおすすめします。
Q8. 片栗粉をまとめ買いしても大丈夫ですか?
冷蔵または冷凍保存するなら、まとめ買いしても問題ありません。未開封の状態で密閉容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、賞味期限まで品質を保てます。ただし、開封したものは早めに使い切り、まとめ買いした在庫は未開封のまま保存しておくのがベストです。
Q9. 業務用の大容量片栗粉の保存方法は?
業務用の大容量片栗粉は、小分けにして保存するのがおすすめです。使う分だけ密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保存し、残りは元の袋のまま密閉して冷暗所で保管します。一度に全量を容器に移すと、開閉の度に湿気を吸うリスクが高まります。
Q10. 片栗粉にカビが生えることはありますか?
片栗粉は水分が非常に少ないため、カビが生えることは稀です。ただし、湿気を吸って水分を含むようになると、カビが発生する可能性があります。青や緑、黒い点が見えたり、カビ臭い場合は使用せず処分してください。
Q11. 片栗粉は何グラムのものを買うのがいいですか?
家庭で使う場合は200〜300g程度のものがおすすめです。片栗粉は1回の料理で使う量が大さじ1〜2程度と少ないため、大容量を買うと使い切るまでに時間がかかります。使い切れる量を選び、開封後は冷蔵保存して早めに使い切りましょう。業務用の1kg入りは、頻繁に使う方や冷凍保存できる環境がある方向けです。
Q12. 100均の片栗粉と高い片栗粉は何が違いますか?
基本的に成分は同じジャガイモでんぷんなので、とろみ付けや揚げ物の衣としての性能に大きな違いはありません。高価な片栗粉は、原料のジャガイモにこだわっていたり、精製度が高かったりする場合があります。日常的な料理には100均やスーパーの片栗粉で十分です。こだわりたい方は、北海道産ジャガイモ使用などの表記があるものを選んでみてください。
Q13. 開封した片栗粉を元の袋で保存しても大丈夫?
元の袋だけでの保存はおすすめしません。開封すると袋の密閉性が低下し、輪ゴムやクリップで留めてもダニが侵入する可能性があります。元の袋ごと密閉容器に入れる「二重保存」か、密閉容器に移し替えて保存しましょう。特に常温保存の場合は必ず密閉容器を使ってください。
Q14. とろみがうまくつかない原因は?
とろみがつかない原因として、水溶き片栗粉の割合が薄すぎる、加熱が不十分、加える量が少なすぎるなどが考えられます。また、酢を多く使った料理では、片栗粉のでんぷんが分解されてとろみがつきにくくなります。酸味のある料理にはコーンスターチを使うか、片栗粉を多めに使いましょう。古くなった片栗粉もとろみがつきにくくなることがあります。
Q15. 片栗粉と葛粉の違いは何ですか?
片栗粉はジャガイモでんぷん、葛粉はマメ科のクズの根から作られるでんぷんです。葛粉は片栗粉より透明感があり、上品でなめらかな仕上がりになります。体を温める効果があるとされ、風邪の時に飲む葛湯にも使われます。葛粉は高価なので日常使いには片栗粉、特別な和菓子やおもてなし料理には葛粉と使い分けるのがおすすめです。
片栗粉の購入と選び方ガイド
片栗粉を購入する際のポイントを紹介します。正しく選んで、美味しい料理に活用しましょう。
片栗粉を選ぶ際のチェックポイント
- 原材料表示:「馬鈴薯でん粉」または「ばれいしょでん粉」と書いてあるものが一般的な片栗粉
- 賞味期限:できるだけ賞味期限が長いものを選ぶ(製造から1〜2年)
- 容量:使い切れる量を選ぶ(家庭用なら200〜300g)
- パッケージ:密閉できるチャック付きの袋が便利
- 産地:こだわる場合は北海道産ジャガイモ使用のものがおすすめ
おすすめの購入場所
片栗粉はスーパー、ドラッグストア、100円ショップ、業務用スーパーなど様々な場所で購入できます。少量を試したい場合は100円ショップ、コスパ重視なら業務用スーパー、品質重視ならスーパーの製菓材料コーナーがおすすめです。ネット通販では大容量パックやこだわりの産地ものも購入できます。
片栗粉保存の失敗例と対策
よくある失敗例と、それを防ぐための対策を紹介します。
失敗例1:シンク下に保存してダニが発生
シンク下は湿気がこもりやすく、温度も上がりやすいため、ダニにとって好環境です。片栗粉は必ず冷蔵庫で保存し、シンク下には置かないようにしましょう。
失敗例2:輪ゴムで留めただけで保存
輪ゴムやクリップで袋を留めただけでは、ダニが侵入します。密閉容器やジッパー付き保存袋に入れて二重に密閉することで、ダニの侵入を防げます。
失敗例3:使った粉を袋に戻す
計量した粉を袋に戻すと、調理中の湿気や汚れ、ダニが袋に入り込む原因になります。使う分だけ取り出し、余った場合は別の容器に入れて早めに使い切りましょう。
失敗例4:冷蔵庫から出して放置
冷蔵保存している片栗粉を常温に長時間放置すると、結露が発生して湿気を吸います。使う分だけ手早く取り出し、すぐに冷蔵庫に戻しましょう。
まとめ
片栗粉の保存方法について、ポイントをまとめました。
- ダニ対策が最重要:ダニは10℃以下で活動できないため、冷蔵・冷凍保存が最も効果的
- 常温保存:密閉容器+乾燥剤で1〜2か月。夏場は絶対に避ける
- 冷蔵保存:密閉容器に入れて冷蔵庫へ。6か月〜1年保存可能で最もおすすめ
- 冷凍保存:冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。1年以上保存可能で、凍らないのでそのまま使える
- 保存容器:密閉性の高いガラス製やプラスチック製容器がおすすめ。パッキン付きを選ぶ
- 固まった場合:天日干しや電子レンジで乾燥させてほぐせば復活する
- ダニがいたら:アレルギーの原因になるため、使用せず必ず処分する
- 季節対策:夏場は必ず冷蔵・冷凍、冬場も暖房に注意
片栗粉は正しく保存すれば長期間使用できる便利な調味料です。この記事を参考に、ダニを防いで安全に片栗粉を使いましょう。冷蔵保存を習慣にすれば、一年中安心して片栗粉を使った料理を楽しめます。

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