秋から冬にかけて旬を迎えるカブ。真っ白でツヤのある見た目と、柔らかく甘みのある味わいは、煮物や漬物、サラダなど様々な料理で楽しめますよね。スーパーで見かけるとつい手が伸びる野菜ですが、「買ったのにすぐしなびてしまった」「葉っぱがすぐに黄色くなる」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、カブは保存方法を間違えると傷みやすい野菜なんです。でも、ちょっとしたコツを知っておくだけで、新鮮さを長くキープできますよ。特に、葉と根の扱い方がポイントになります。
この記事では、カブの保存方法を常温・冷蔵・冷凍それぞれ詳しく解説します。読み終わる頃には、カブを長持ちさせる正しい保存のコツ、葉っぱも無駄にしない保存術、冷凍保存の方法と活用レシピがわかるようになりますよ。旬のカブを最後まで美味しく楽しむために、ぜひ参考にしてくださいね。
カブの基本知識と保存の重要性

カブの種類と特徴を知っておこう
カブには様々な種類があり、大きさや色、味わいが異なります。最も一般的なのは「小カブ」で、直径5〜6cm程度の白い小ぶりなもの。皮が薄くて柔らかく、生でも食べられるのが特徴です。サラダや浅漬け、煮物など幅広い料理に使えます。「中カブ」は直径8〜10cm程度で、小カブより歯ごたえがあり、煮物やポトフに向いています。「大カブ」は直径15cm以上になるもので、千枚漬けで有名な「聖護院かぶ」などがこれにあたります。肉質がきめ細かく、漬物や煮物に最適です。
色も白だけでなく、赤カブ(飛騨紅かぶ、温海かぶなど)や、紫色の「あやめ雪」など、カラフルな品種もあります。赤カブは漬物にすると美しいピンク色に染まり、見た目も華やかですね。いずれの品種も、保存方法の基本は同じです。カブは根の部分だけでなく、葉の部分も栄養豊富で美味しく食べられます。ただし、葉と根では保存方法が異なるので、それぞれに適した方法で保存することが大切。種類によって多少日持ちに差はありますが、基本的なポイントを押さえれば、どの品種も長く美味しさを保てますよ。
カブが傷みやすい理由と劣化のメカニズム
カブは意外と傷みやすい野菜です。その理由の一つが、水分量の多さ。カブの約90%は水分で構成されており、この水分が蒸発すると、しなびたりスカスカになったりしてしまいます。また、水分が多いということは、細菌やカビが繁殖しやすい環境でもあります。表面に傷があると、そこから雑菌が入り込んで腐敗が進みやすくなります。購入時に傷のないものを選び、取り扱いも丁寧に行うことが大切です。
もう一つの大きな理由が、葉っぱの存在です。カブは葉付きで売られていることが多いですが、この葉が根から水分と栄養を吸い上げ続けるため、そのまま放置すると根がすぐにしなびてしまいます。葉は光合成をするため、収穫後も活発に活動しています。その結果、根の水分と養分が葉に奪われ、根がスカスカになってしまうのです。また、葉自体も傷みやすく、黄色くなったり萎れたりするのが早いです。カブを長持ちさせる最大のポイントは、購入後すぐに葉と根を切り分けること。この一手間で、保存期間が大きく変わりますよ。
新鮮なカブの選び方と購入時のポイント
長持ちするカブを保存するためには、購入時に新鮮なものを選ぶことが大切です。新鮮なカブの見分け方をいくつかご紹介します。まず、根の部分をチェック。新鮮なカブは表面がツヤツヤとしていて、真っ白で美しい色をしています。シミや傷、変色がないものを選びましょう。触ってみて、硬くしっかりとした弾力があるものが良品です。押してみてブヨブヨしていたり、表面にシワが寄っていたりするものは、鮮度が落ちているサインです。
葉の部分も重要なチェックポイント。新鮮なカブの葉は、鮮やかな緑色でピンとしています。黄色くなっていたり、しおれていたり、黒ずんでいたりするものは避けましょう。葉がみずみずしいということは、収穫から時間が経っていない証拠です。また、ヒゲ根(細い根っこ)の状態も見てみてください。ヒゲ根が少なくてきれいなものは、土壌の状態が良く、品質も良い傾向があります。重さも確認しましょう。持ってみてずっしりと重いものは、中身が詰まっていて水分もしっかり含まれています。軽いものはスが入っている可能性があるので、避けた方が無難です。
葉付きカブは買ったらすぐに切り分ける
カブを長持ちさせるための最大のポイントは、買ったらすぐに葉と根を切り分けることです。前述の通り、葉をつけたままにしておくと、葉が根から水分と栄養を吸い上げ続けるため、根がすぐにしなびてしまいます。スーパーから帰ったら、まず最初にこの作業を行いましょう。葉と根を切り分けるだけで、根の保存期間が数日から1週間程度延びることもありますよ。
切り分ける際は、根の際ギリギリで切るのではなく、根の部分を1〜2cm程度残して切るのがおすすめ。ギリギリで切ると、切り口から水分が蒸発しやすくなります。少し葉の根元を残すことで、水分の蒸発を防ぎ、見た目もきれいに保てます。切り取った葉は捨てずに、別途保存しましょう。カブの葉は栄養豊富で、ふりかけや炒め物、味噌汁の具など、様々な料理に活用できます。葉の保存方法は後ほど詳しく解説しますね。この「買ったらすぐに切り分ける」という習慣をつけるだけで、カブを無駄にすることがグッと減りますよ。
カブの葉には栄養がたっぷり!捨てずに活用
カブを買うと、立派な葉っぱがついていますよね。この葉を捨ててしまう方も多いかもしれませんが、実はカブの葉は栄養価が非常に高い部分なんです。カブの葉には、ベータカロテン、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれています。なんと、根の部分よりも栄養価が高いと言われているほど。特にカルシウムは、同量のほうれん草の約5倍も含まれているんですよ。せっかくの栄養を捨ててしまうのはもったいないですよね。
カブの葉の食感は、小松菜や青梗菜に似ています。クセが少なく、様々な料理に使いやすいのが特徴です。おすすめの活用法としては、細かく刻んでごま油と塩で炒めた「カブの葉ふりかけ」が定番。ご飯に混ぜたり、おにぎりの具にしたりと、お弁当にも大活躍します。味噌汁やスープの具、炒め物、パスタの具材など、青菜として幅広く使えますよ。茹でてお浸しにしても美味しいです。葉は根より傷みやすいので、購入後は早めに使い切るか、適切に保存することが大切。次の章で、葉の保存方法も詳しく解説していきますね。
カブの葉で作るふりかけはお弁当にぴったり。細かく刻んで炒め、塩とごま油で味付けするだけ。冷凍保存もできるので、まとめて作っておくと便利ですよ。彩りも良くなって、栄養バランスもアップします。
【常温保存】カブを常温で保存する方法
常温保存が適しているのはどんなとき?
カブの常温保存は、すぐに使う予定がある場合や、冬場で室温が低い場合に適しています。カブは低温を好む野菜で、最適な保存温度は0〜5℃程度。ただし、冬場で室温が10℃以下に保たれる環境であれば、短期間なら常温保存も可能です。暖房の効いた部屋や、夏場の高温環境では常温保存は適していません。気温が高いと傷みが早く進み、1〜2日で食感が悪くなってしまうこともあります。
常温保存する場合の保存期間は、2〜3日が目安。それ以上保存する場合は、冷蔵庫を利用しましょう。常温保存のメリットは、調理直前まで冷蔵庫のスペースを使わなくて済むこと。野菜室がいっぱいのときや、すぐに調理する予定のカブは、常温に置いておいても大丈夫です。ただし、葉付きのまま常温保存するのはNG。必ず葉と根を切り分けてから保存してください。葉をつけたまま常温に置くと、葉の蒸散作用で根があっという間にしなびてしまいます。常温保存は「すぐ使う場合の一時保管」と考えて、長期保存には冷蔵または冷凍を利用しましょう。
常温保存の正しい方法と置き場所
カブを常温で保存する際の正しい方法をご紹介します。まず、葉と根を切り分けます。これは常温・冷蔵・冷凍、どの保存方法でも共通の最重要ポイントです。切り分けた根は、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーや新聞紙で包みます。その上からビニール袋に入れて、口を軽く閉じておきましょう。完全に密封すると蒸れてしまうので、空気が少し通るくらいにしておくのがコツです。
保存場所は、涼しくて直射日光が当たらない場所を選びましょう。玄関、廊下、北向きの部屋などが適しています。暖房の効いたリビングや、コンロの近くは温度が高くなるので避けてください。また、りんごやバナナなどエチレンガスを発生させる果物の近くに置くのもNG。エチレンガスはカブの劣化を早めてしまいます。段ボール箱や紙袋に入れて保存すると、温度変化が緩やかになり、より長持ちします。常温保存したカブは、使う前に必ず状態をチェック。シワが寄っていたり、ぶよぶよしていたりしたら、その部分を切り落として使いましょう。
常温保存したカブの日持ちはどれくらい?
常温で保存したカブの日持ちは、環境によって大きく変わります。冬場で室温が10℃以下の涼しい環境なら、3〜5日程度は美味しく保存できます。ただし、暖房の効いた部屋や、春〜秋の季節では1〜2日が限度。それ以上置くと、しなびたり、中にスが入ったりして、食感が悪くなってしまいます。また、葉をつけたまま常温保存した場合は、1日で目に見えて鮮度が落ちることも。常温保存は短期間の一時保管と考えてください。
カブが傷み始めているサインを知っておくと、食べられるかどうかの判断に役立ちます。表面にシワが寄ってきた、押すとぶよぶよする、茶色や黒の斑点が出てきた、異臭がする…これらは傷みが進んでいる証拠です。シワが寄っている程度なら、皮を厚めにむいて使えば問題ありません。でも、異臭がしたり、カビが生えていたりしたら、残念ですが廃棄しましょう。常温保存は手軽ですが、日持ちしないことを理解した上で、計画的に使い切ることが大切です。長く保存したい場合は、最初から冷蔵庫を利用するのがおすすめですよ。
葉は常温保存NG!別途保存が必要
カブの根を常温保存できる場合でも、葉は常温保存に適していません。カブの葉は根より傷みやすく、常温に置くとあっという間にしおれてしまいます。鮮やかな緑色だった葉が、数時間で黄色くなり始め、1日も経てばクタクタに。葉の常温保存は「数時間以内に使う」場合に限定し、それ以上保存する場合は必ず冷蔵庫を利用しましょう。
葉を数時間だけ常温に置いておく場合は、コップに水を入れて、葉の茎の部分を浸しておく方法があります。切り花のように水を吸わせることで、みずみずしさを保てます。ただし、これも応急処置であり、長時間の保存には向きません。できれば購入後すぐに冷蔵庫へ入れるか、調理してしまうのがベスト。カブの葉は傷むのが早いですが、それだけ新鮮さが命の部位でもあります。シャキシャキの食感を楽しむためにも、早めに使い切ることを心がけてくださいね。葉の保存方法については、冷蔵・冷凍の章で詳しく解説していきます。
カブの常温保存は、暖かい季節には向いていません。気温が15℃以上の環境では、1〜2日で傷みが進みます。夏場は購入後すぐに冷蔵庫へ。冬場でも暖房の効いた部屋は避けて、涼しい場所で保存しましょう。
【冷蔵保存】カブを冷蔵庫で長持ちさせる方法

カブの根の冷蔵保存方法と保存期間
カブを長持ちさせるなら、冷蔵保存が最もおすすめです。正しい方法で冷蔵保存すれば、1〜2週間程度は新鮮さを保てます。まず、購入後すぐに葉と根を切り分けます。これが最重要ポイント。葉をつけたまま冷蔵庫に入れても、葉が根から水分を奪い続けるため、数日でしなびてしまいます。切り分けた根は、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーや新聞紙で包みます。濡らしたキッチンペーパーで包むと、より乾燥を防げますよ。
キッチンペーパーで包んだ根は、ポリ袋やジッパー付き袋に入れて、野菜室で保存します。完全に密封すると蒸れてしまうので、袋の口は少し開けておきましょう。保存期間は1〜2週間が目安。1週間を過ぎたあたりから、徐々に食感が落ちてくるので、できるだけ早めに使い切ることをおすすめします。保存中は、週に1回程度キッチンペーパーの状態をチェック。濡れすぎていたら交換し、乾いていたら軽く霧吹きで水をかけると、より長持ちしますよ。冷蔵庫のドアポケットは温度変化が大きいので、野菜室の奥の方に入れるのがベストです。
カブの葉の冷蔵保存方法と保存期間
カブの葉は根より傷みやすいため、冷蔵保存でも保存期間は短めです。正しく保存して、2〜3日程度が目安。できれば購入から1〜2日以内に使い切るのがベストです。葉を冷蔵保存する際は、まず葉をよく洗い、水気を切ります。完全に乾かす必要はありませんが、びしゃびしゃのまま保存すると傷みやすくなります。キッチンペーパーで軽く水気を拭き取りましょう。
水気を取った葉は、湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。葉は乾燥に弱いので、適度な湿気を保つことが大切です。立てて保存できる場合は、葉先を上にして立てた状態で保存すると、より長持ちします。横に寝かせると、葉が潰れて傷みやすくなるためです。保存中に葉が黄色くなってきたら、傷んだ部分を取り除いて早めに使いましょう。全体的に黄色くなったり、ぬめりが出たりしたら、残念ですが廃棄した方が安全です。新鮮なうちに調理するか、冷凍保存に切り替えることをおすすめします。
丸ごと保存とカット保存、どちらがいい?
カブは丸ごと保存するのと、カットして保存するのでは、どちらが良いのでしょうか?結論から言うと、丸ごと保存の方が長持ちします。カットすると切り口から水分が蒸発し、酸化も進みやすくなるためです。使う予定がすぐにない場合は、丸ごとの状態で保存し、調理の直前にカットするのがベスト。丸ごと保存なら1〜2週間持ちますが、カット済みの場合は3〜4日程度と、保存期間が大幅に短くなります。
ただし、使いかけのカブを保存する場合は、カット保存せざるを得ませんよね。カットしたカブを保存する際は、切り口をラップでぴったりと覆い、空気に触れないようにします。その上からポリ袋に入れて、野菜室で保存しましょう。切り口の酸化を防ぐため、断面を下にして置くとより効果的です。3〜4日以内に使い切るようにしてください。また、あらかじめ調理しやすいサイズにカットして保存する「下ごしらえ済み保存」も便利です。この場合は、カットした後に水にさらしてアクを抜き、水気をしっかり切ってから保存容器に入れます。2〜3日以内に使い切りましょう。
しなびたカブを復活させる裏ワザ
冷蔵庫で保存していたカブが、うっかりしなびてしまった…ということはありませんか?実は、軽度のしなびなら、復活させる方法があるんです。方法は簡単。ボウルに冷水を張り、しなびたカブを丸ごと浸けるだけ。1〜2時間ほど浸けておくと、カブが水分を吸収して、シャキッとした食感が戻ってきます。時間があれば、冷蔵庫に入れて半日〜一晩浸けておくとより効果的です。
ただし、この方法が有効なのは、軽くしなびた程度のもの。中まで乾燥してスカスカになったものや、ぶよぶよに柔らかくなったものは、残念ながら復活しません。また、水に浸けすぎると、逆に水っぽくなってしまうこともあるので、様子を見ながら行いましょう。復活させたカブは、水気をよく拭き取ってから調理してください。この方法はあくまで応急処置なので、復活させたカブは早めに使い切ることをおすすめします。できれば、しなびる前に使い切るか、冷凍保存に切り替えるのがベストですね。日頃から冷蔵庫の野菜をこまめにチェックして、無駄をなくしていきましょう。
カブを買ったらすぐに葉と根を切り分け、それぞれ適切に保存するのが長持ちのコツ。この一手間を習慣にするだけで、無駄にすることがグッと減りますよ。週末にまとめて下ごしらえしておくのもおすすめです。
【冷凍保存】カブを冷凍して長期保存する方法
カブは冷凍できる?食感の変化を理解しよう
カブは冷凍保存が可能です。正しく冷凍すれば、約1ヶ月間保存できます。ただし、冷凍するとカブの食感は変化します。カブは約90%が水分で構成されているため、冷凍すると細胞内の水分が氷になって膨張し、細胞壁を破壊します。解凍すると水分が抜けて、生のシャキシャキした食感は失われ、柔らかい食感になります。この変化は避けられませんが、煮物や炒め物など加熱調理に使えば、十分美味しくいただけますよ。
冷凍カブのメリットは、長期保存ができること、そして調理時間が短縮できることです。冷凍することで細胞壁が壊れているため、煮物にすると味が染み込みやすく、火の通りも早くなります。普通に煮るより短時間で、とろとろの煮物が作れますよ。また、使いたい分だけ取り出せるので、一人暮らしの方や少量ずつ使いたい方にも便利。サラダや漬物など、生で食べる料理には向きませんが、加熱料理用として冷凍しておくと重宝します。たくさんカブが手に入ったときは、食べきれない分を早めに冷凍してしまいましょう。
カブの根を冷凍保存する方法と手順
カブの根を冷凍保存する方法をご紹介します。まず、葉を切り落とし、根をよく洗います。皮は剥いても剥かなくてもOK。煮物に使うならそのまま、炒め物などで皮の食感が気になる場合は剥いておきましょう。洗ったカブの水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。水気が残っていると、冷凍中に霜がついて品質が落ちるので、このステップは丁寧に行ってください。
次に、使いやすい大きさにカットします。薄切り、いちょう切り、角切りなど、使う料理に合わせてカットしましょう。丸ごと冷凍することもできますが、解凍に時間がかかり、使いづらいので、カットしてからの冷凍がおすすめです。カットしたカブを、1回分ずつ小分けにしてラップで包みます。空気が入らないように、ぴったりと包むのがポイント。ラップで包んだカブは、ジッパー付きの冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密封します。袋に冷凍日と内容を書いておくと、使うときに便利ですよ。冷凍庫の奥に入れ、急速冷凍を心がけましょう。金属製のトレーの上に置くと、より早く凍らせることができます。
カブの葉を冷凍保存する方法
カブの葉も冷凍保存できます。冷蔵では2〜3日しか持たない葉も、冷凍すれば約1ヶ月保存可能。大量に葉が手に入ったときや、すぐに使い切れないときに便利です。葉を冷凍する方法は2つあります。1つ目は生のまま冷凍する方法。葉をよく洗い、水気を切って、使いやすい大きさにカットします。ラップで小分けに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。この方法は手軽ですが、解凍後の色や食感がやや落ちます。
2つ目は、茹でてから冷凍する方法。こちらの方がおすすめです。鍋に湯を沸かし、葉をサッと30秒〜1分程度茹でます。茹ですぎると食感が悪くなるので、さっと湯通しする程度でOK。茹でたらすぐに冷水に取り、色止めします。水気をしっかり絞り、使いやすい量に小分けしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。茹でてから冷凍すると、解凍後も色鮮やかで、食感も生のまま冷凍するより良好です。使うときは自然解凍か、凍ったまま調理してOK。味噌汁やスープに入れたり、炒め物に加えたりと、手軽に使えますよ。
冷凍カブの解凍方法と使い方
冷凍したカブの解凍方法と使い方をご紹介します。基本的に、冷凍カブは解凍せずに凍ったまま調理するのがおすすめです。煮物やスープ、炒め物などに、そのまま鍋やフライパンに入れてしまいましょう。凍ったまま加熱することで、余分な水分が出にくく、食感も比較的良好に保たれます。また、冷凍によって細胞壁が壊れているため、火の通りが早く、味も染み込みやすくなっています。普通に調理するより短時間で、美味しく仕上がりますよ。
どうしても解凍してから使いたい場合は、冷蔵庫での自然解凍がおすすめ。使う前日の夜に冷凍庫から冷蔵庫に移しておけば、翌日には解凍されています。電子レンジでの解凍は、加熱ムラができやすく、一部が煮えてしまうことがあるので、あまりおすすめしません。解凍後のカブは水分が出やすいので、キッチンペーパーで水気を取ってから調理しましょう。一度解凍したカブは、再冷凍すると品質が大幅に落ちるので、使い切れる量だけ解凍してくださいね。冷凍カブは、ポトフやシチュー、味噌汁、煮物、炒め物など、加熱料理に幅広く活用できます。
- カブの葉と根を切り分け、よく洗う
- 水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取る
- 使いやすい大きさにカットする
- 1回分ずつラップで空気を抜きながら包む
- 冷凍用保存袋に入れ、日付を書いて冷凍庫へ
カブを使った保存食・作り置きレシピ
定番のカブの浅漬けで長期保存
カブの保存食として定番なのが浅漬けです。薄く切ったカブに塩をまぶして重しを乗せるだけで、簡単に作れます。基本の作り方は、カブ2〜3個を薄切りにし、塩小さじ1程度をまぶして軽く揉みます。ジッパー付き袋に入れて空気を抜き、冷蔵庫で2〜3時間置けば完成。簡単なのに、カブの甘みと塩気のバランスが絶妙な一品ができあがりますよ。
アレンジとして、昆布を加えると旨味が増しますし、柚子の皮を入れると香り高い浅漬けに。鷹の爪を入れればピリ辛味、酢を加えれば酢漬け風にもなります。浅漬けにすることで、生のカブより保存期間が延び、冷蔵庫で1週間程度持ちます。お弁当の彩りや、箸休めにもぴったり。カブの葉も一緒に漬けると、葉の栄養も無駄なく摂れますよ。塩分が気になる方は、塩を控えめにして早めに食べ切るようにしましょう。たくさんカブが手に入ったら、一部を浅漬けにして保存するのがおすすめです。
カブの葉ふりかけの作り方と保存方法
カブの葉を使った「葉ふりかけ」は、ご飯のお供に最高の保存食です。作り方は簡単。カブの葉を細かく刻み、フライパンにごま油を熱して炒めます。水分が飛んでパラパラになったら、醤油大さじ1、みりん小さじ1、砂糖小さじ1/2程度で味付け。仕上げに白ごまとかつお節を加えて混ぜれば完成です。葉2〜3株分で、小瓶1つ分くらいのふりかけができますよ。
ふりかけの保存方法は、清潔な瓶やタッパーに入れて冷蔵庫で保存。保存期間は1週間程度です。より長期保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れれば、約1ヶ月保存できます。使うときは自然解凍か、凍ったままご飯に乗せればOK。お弁当のご飯の上に乗せれば、彩りも栄養もアップ。おにぎりの具にしたり、混ぜご飯にしたりと、アレンジも自在です。カブを買ったら、葉は捨てずにふりかけにする習慣をつけると、無駄なく栄養を摂れますよ。
カブの煮物の作り置き保存
カブの煮物は、作り置きおかずとしても優秀です。だし汁、醤油、みりんでシンプルに煮含めるだけで、ホクホクで優しい味わいの一品ができあがります。鶏肉や油揚げと一緒に煮ればボリュームアップ。煮物にすると、生のカブより保存期間が延び、冷蔵庫で4〜5日程度持ちます。煮汁ごと保存容器に入れて冷蔵保存しましょう。食べるときは、電子レンジか小鍋で温めるだけでOKです。
作り置きした煮物を冷凍保存する場合は、煮汁を切ってから冷凍するのがおすすめ。煮汁ごと冷凍すると、解凍時に水っぽくなりやすいためです。1食分ずつ小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍。保存期間は約2〜3週間です。使うときは電子レンジで加熱解凍します。お弁当に入れる場合は、前日の夜に冷蔵庫に移して解凍しておくと、朝はレンジで温めるだけで楽ちんですよ。カブの煮物は冷めても美味しいので、お弁当のおかずにぴったりです。
カブの葉入り味噌汁を作り置き
カブの葉は、味噌汁の具としても美味しくいただけます。忙しい朝でも味噌汁が飲みたいなら、「味噌玉」を作っておくのがおすすめ。味噌玉とは、味噌と具材を丸めて冷凍しておき、お湯を注ぐだけで味噌汁が完成する便利なアイテムです。カブの葉入り味噌玉の作り方は、茹でて刻んだカブの葉、味噌大さじ1、顆粒だし小さじ1/2を混ぜて丸めるだけ。ラップで包んで冷凍保存します。
保存期間は約1ヶ月。使うときは、味噌玉をお椀に入れて熱湯150ml程度を注ぎ、よく混ぜれば完成です。忙しい朝でも、栄養たっぷりの味噌汁が1分で作れますよ。カブの葉だけでなく、乾燥わかめや刻みネギ、油揚げなども一緒に混ぜ込むと、具沢山の味噌汁になります。お弁当と一緒に持っていって、職場でお湯を注いで飲むこともできますね。カブを買ったら、葉の一部を味噌玉用に冷凍しておくと、無駄なく使い切れますよ。
| 保存方法 | 根の保存期間 | 葉の保存期間 |
|---|---|---|
| 常温 | 2〜3日 | 数時間 |
| 冷蔵 | 1〜2週間 | 2〜3日 |
| 冷凍 | 約1ヶ月 | 約1ヶ月 |
カブの保存に関する疑問解決Q&A
カブにスが入っていたら食べられる?
カブを切ったら、中に空洞(ス)が入っていた…という経験はありませんか?スが入ったカブは、食べられますが、食感や味が落ちています。スが入る原因は、収穫が遅れたり、保存中に乾燥したりすることで、カブの中の水分が抜けてしまうこと。細胞が縮んで空洞ができるのです。軽いスなら、その部分を切り取って使えば問題ありません。煮物にすれば、味が染み込みやすくなるメリットもありますよ。
ただし、スがひどく入っていて、中がスカスカになっている場合は、食感がかなり悪くなっています。この場合は、すりおろしてかぶら蒸しにしたり、ポタージュスープにしたりと、形を残さない料理に使うのがおすすめ。繊維っぽさが気にならなくなります。スが入ったカブを避けるためには、購入時に重さをチェック。持ってみてずっしり重いものは、中身が詰まっている証拠です。軽いものはスが入っている可能性が高いので、避けた方が無難です。また、購入後は早めに使い切るか、適切に保存して乾燥を防ぐことが大切ですよ。
カブが苦いのはなぜ?食べても大丈夫?
カブを食べたら苦かった…という経験はありませんか?カブの苦みの原因は、主に「イソチオシアネート」という成分です。これはアブラナ科の野菜に含まれる辛味・苦味成分で、大根やわさびにも含まれています。特に、カブの皮の近くに多く含まれているため、皮を厚めにむくと苦みが軽減されます。また、収穫時期や栽培環境によっても苦みの強さは変わります。ストレスを受けて育ったカブは、苦みが強くなる傾向があります。
苦みのあるカブは、食べても体に害はありません。むしろ、イソチオシアネートには抗酸化作用や殺菌作用があるとも言われています。でも、苦いと食べにくいですよね。苦みを軽減する方法としては、皮を厚めにむく、塩もみしてから水にさらす、加熱調理する、などがあります。特に加熱すると、苦み成分が揮発して感じにくくなります。煮物や焼き物にすると、甘みが引き立って食べやすくなりますよ。生で食べたい場合は、薄切りにして塩もみし、しばらく置いてから水で洗い流すと、苦みが和らぎます。
カブと大根、保存方法は同じ?
カブと大根は見た目が似ていますが、保存方法は基本的に同じです。どちらも葉付きで売られていることが多く、購入後すぐに葉と根を切り分けることが長持ちの秘訣。葉をつけたままにしておくと、葉が根から水分を吸い上げ、根がしなびてしまいます。この点はカブも大根も同じですね。冷蔵保存の方法も同様で、キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存します。
ただし、保存期間には多少の違いがあります。大根は水分量がカブより少ないため、カブより若干長持ちする傾向があります。大根は冷蔵で2〜3週間持つことがありますが、カブは1〜2週間が目安。カブの方がやや繊細な野菜と言えるでしょう。冷凍保存も、どちらも可能です。カブも大根も、冷凍すると食感が柔らかくなりますが、煮物やスープには問題なく使えます。保存方法の基本は同じですが、カブの方が傷みやすいことを意識して、早めに使い切るようにしましょう。
赤カブの保存方法は白カブと同じ?
赤カブ(飛騨紅かぶ、温海かぶなど)の保存方法は、基本的に白カブと同じです。葉と根を切り分け、冷蔵庫で保存する方法は変わりません。ただし、赤カブには独特の色素「アントシアニン」が含まれており、この色素の扱いに少し注意が必要です。アントシアニンは水溶性のため、切り口から色が流れ出やすい特性があります。冷蔵保存する際は、切り口をラップでしっかり覆って、色素が流れ出るのを防ぎましょう。
赤カブを漬物にする場合、酢を加えると鮮やかな赤色に発色します。これはアントシアニンが酸性で赤く変色する性質を利用したもの。千枚漬けやピクルスにすると、美しいピンク色に染まりますよ。冷凍保存も白カブと同様に可能ですが、解凍後は色が若干くすむことがあります。色を活かしたい料理には、冷凍より冷蔵保存か、漬物にして保存するのがおすすめです。赤カブの鮮やかな色は料理の彩りになるので、色を損なわないよう丁寧に保存しましょう。
カブの皮はむくべき?皮ごと食べても大丈夫?
カブの皮はむくべきか、皮ごと食べても良いのか、迷う方も多いですよね。結論から言うと、カブの皮は食べられます。特に小カブは皮が薄くて柔らかいので、皮ごと食べるのがおすすめ。皮と身の間に栄養が多く含まれているため、皮ごと食べた方が栄養を無駄なく摂れますよ。サラダや浅漬けにする場合は、皮をむかずにそのまま薄切りにして使えます。
ただし、場合によっては皮をむいた方が良いこともあります。大きなカブは皮が厚くて硬いことがあるため、食感が気になる場合はむいた方が良いでしょう。また、煮物にする場合、皮をむいた方が味が染み込みやすくなります。皮に傷や黒ずみがある場合も、その部分はむいて使いましょう。苦みが気になる場合は、皮を厚めにむくと軽減されます。保存する際は、皮付きのままの方が乾燥を防げて長持ちします。皮をむいてから保存する場合は、切り口をラップでしっかり覆い、早めに使い切ってくださいね。
カブの保存、難しく考えなくて大丈夫です。ポイントは「買ったらすぐに葉と根を切り分ける」これだけ覚えておけばOK。葉はふりかけに、根は冷蔵庫へ。シンプルな習慣で、カブを無駄なく美味しく楽しめますよ。
まとめ|カブを上手に保存して旬の味覚を楽しもう
カブの保存方法について、常温・冷蔵・冷凍それぞれ詳しく解説してきました。最後にポイントを整理しておきましょう。
- 購入後すぐに葉と根を切り分ける:これが最重要ポイント。葉をつけたまま保存すると、根がすぐにしなびます
- 根の冷蔵保存:キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、野菜室で1〜2週間
- 葉の冷蔵保存:湿らせたキッチンペーパーで包んで2〜3日。早めに使い切る
- 冷凍保存:カットして水気を拭き、小分けにして約1ヶ月。煮物や炒め物に
- 葉は捨てずに活用:ふりかけや味噌汁の具に。栄養たっぷりです
- しなびたカブは水に浸けて復活:軽度のしなびなら、冷水に浸けると食感が戻ります
カブは正しく保存すれば、長く美味しく楽しめる野菜です。葉も根も栄養豊富なので、無駄なく使い切りたいですよね。旬の時期に新鮮なカブを手に入れたら、この記事を参考に上手に保存してください。
お弁当にも、カブの浅漬けや葉のふりかけは大活躍。彩りも良くなって、栄養バランスもアップしますよ。毎日のお弁当作り、カブを上手に活用して楽しんでくださいね!

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