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醤油の保存方法完全ガイド|開封後の正しい管理と種類別のコツ

醤油保存方法

日本料理に欠かせない調味料である醤油。「醤油の正しい保存方法は?」「開封後は冷蔵庫に入れるべき?」「どのくらいで使い切るべき?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

醤油は塩分が高く保存性に優れていますが、開封後は酸化が進んで風味が落ちていきます。正しい保存方法を知って、最後まで美味しい醤油を楽しみましょう。

この記事では、醤油の保存方法を未開封・開封後に分けて詳しく解説します。種類別の保存のコツや劣化のサインについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

醤油の特徴と保存性|なぜ長持ちするのか

醤油保存方法

醤油は大豆・小麦・塩を原料とした発酵調味料です。保存性が高い理由を理解して、適切な保存を心がけましょう。

醤油が長持ちする理由

  • 高い塩分濃度:約16〜18%の塩分が細菌の繁殖を抑える
  • 発酵食品である:発酵・熟成過程で安定した状態になっている
  • 殺菌処理済み:製造時に加熱殺菌されている
  • 低いpH値:酸性であるため菌が繁殖しにくい

醤油は腐る?

醤油は塩分が高いため、カビが生えたり腐敗したりすることはほとんどありません。しかし、開封後は空気に触れることで酸化が進み、色が濃くなったり風味が落ちたりします。「腐らない」と「劣化しない」は別の問題なので、開封後は早めに使い切ることが大切です。

醤油の種類と特徴

種類 特徴 主な用途 保存性
濃口醤油(こいくち) 最も一般的。濃い赤褐色でバランスの良い味 万能に使える 高い
薄口醤油(うすくち) 色が薄く塩分が高い。関西で人気 煮物、吸い物 高い
たまり醤油 とろみがあり、コクが深い 刺身、照り焼き 高い
白醤油 淡い琥珀色で甘みがある 茶碗蒸し、うどん やや低い
再仕込み醤油(さいしこみ) 醤油で仕込んだ濃厚な味わい 刺身、冷奴 高い
減塩醤油 塩分を50%カット 健康志向の方に 低い

醤油の賞味期限はどれくらい?状態別の目安

醤油の賞味期限は未開封と開封後で大きく異なります。また、醤油の種類によっても変わってきます。

状態別の保存期間目安

状態 常温保存 冷蔵保存 備考
未開封(濃口・薄口) 製造日から1〜2年 製造日から2年以上 ボトル記載の賞味期限を確認
未開封(減塩) 製造日から1年程度 製造日から1〜1.5年 通常より短め
開封後(濃口・薄口) 1〜2か月 3〜6か月 冷蔵保存推奨
開封後(減塩) 2週間 1〜2か月 必ず冷蔵保存
卓上用小瓶(開封後) 2週間 1か月 こまめに補充

開封後は早めに使い切ろう

醤油は開封すると酸化が始まります。酸化すると色が濃くなり、香りも弱くなっていきます。開封後は1〜2か月を目安に使い切るのがおすすめです。大容量を買いすぎず、家庭の消費量に合ったサイズを選びましょう。

醤油の常温保存方法|未開封の場合

未開封の醤油は常温保存が可能です。正しく保存すれば、賞味期限まで品質を保てます。

常温保存の基本手順

【常温保存の手順】

  1. 直射日光の当たらない場所を選ぶ
  2. 高温多湿を避ける
  3. 温度変化の少ない場所に置く
  4. キッチンの棚や食品庫がおすすめ
  5. 賞味期限を定期的に確認する

常温保存のポイント

  • 直射日光を避ける:紫外線で色が変わり、風味も落ちる
  • 高温を避ける:コンロの近くや暖房器具の近くはNG
  • 湿気を避ける:湿気の多い場所は劣化が早まる
  • 涼しい場所がベスト:15〜25度程度が理想的
  • 横にしない:立てて保存する

醤油の冷蔵保存方法|開封後のベストな管理

開封後の醤油は冷蔵保存がおすすめです。低温で保存することで酸化を遅らせ、風味を長持ちさせることができます。

冷蔵保存の基本手順

【冷蔵保存の手順】

  1. 使用後はすぐにキャップを閉める
  2. キャップはしっかりと閉めて密閉する
  3. 冷蔵庫のドアポケットに立てて保存
  4. 注ぎ口は清潔に保つ
  5. 開封日を記入しておくと便利

冷蔵保存のポイント

  • ドアポケットがおすすめ:取り出しやすく、温度も適切
  • キャップをしっかり閉める:空気との接触を減らして酸化を防ぐ
  • 注ぎ口の汚れに注意:液だれは固まって汚れの原因に
  • 強い匂いの食品から離す:匂いが移ることがある
  • 冷凍はしない:塩分が高いため凍らないが、品質に影響する

減塩醤油は必ず冷蔵庫へ

減塩醤油は塩分濃度が低いため、通常の醤油よりも傷みやすいです。開封後は必ず冷蔵庫で保存し、1〜2か月を目安に使い切りましょう。常温保存すると劣化が早く進みます。

醤油の劣化サイン|まだ使える?見分け方

醤油保存方法

醤油は腐りにくい調味料ですが、時間とともに品質は変化します。劣化のサインを見極めて安全に使いましょう。

こんなサインがあったら注意

チェック項目 正常な状態 劣化のサイン
赤褐色で透明感がある 黒っぽく濁っている
香り 芳醇な醤油の香り 香りが薄い、異臭がする
まろやかなうま味と塩味 酸っぱい、苦い
表面 きれいな液体 白いカビや膜がある
粘度 サラサラしている ドロドロしている

劣化した醤油は使えるのか?

醤油が少し色濃くなったり、香りが弱くなった程度であれば、料理に使っても問題ありません。ただし、白いカビや膜が張っている、異臭がする、酸っぱい味がする場合は使用を避けてください。

  • 色が濃くなった:加熱調理には使える
  • 香りが弱い:煮物など加熱する料理に
  • カビや膜がある:使用しない方が安全
  • 異臭がする:廃棄を推奨

醤油保存でよくある失敗と対策

醤油の保存でありがちな失敗と、その対策をご紹介します。

失敗例1:開封後も常温で放置していた

原因:冷蔵保存の必要性を知らなかった

対策:開封後の醤油は冷蔵庫で保存しましょう。特に夏場は常温での劣化が早いです。すでに常温で放置していた場合は、色や香りを確認してからお使いください。加熱調理なら問題なく使えることが多いです。

失敗例2:注ぎ口が汚れて固まっている

原因:使用後に拭かずに放置していた

対策:使用後は注ぎ口を清潔な布やティッシュで拭きましょう。固まった場合はぬるま湯で湿らせたティッシュで拭くと落ちやすいです。衛生面からも、定期的に注ぎ口をお手入れすることをおすすめします。

失敗例3:大容量を買って使い切れない

原因:お得だと思って大きいサイズを購入した

対策:家庭の消費量に合ったサイズを選びましょう。一人暮らしや少人数世帯なら500ml以下がおすすめです。大容量は開封してから使い切るまでに時間がかかり、酸化が進んでしまいます。

失敗例4:キャップを緩く閉めていた

原因:急いでいてしっかり閉めなかった

対策:使用後は必ずキャップをしっかり閉めましょう。空気が入ると酸化が進み、風味が落ちます。また、冷蔵庫内の匂いが移ることもあるため、密閉することが大切です。

醤油の保存に関するよくある質問

Q. 醤油は冷蔵庫に入れなくてもいい?

A. 未開封であれば常温保存で問題ありません。ただし、開封後は冷蔵保存がおすすめです。冷蔵することで酸化を遅らせ、風味を長持ちさせることができます。特に減塩醤油は傷みやすいので、開封後は必ず冷蔵庫に入れてください。

Q. 賞味期限切れの醤油は使える?

A. 未開封で適切に保存されていた醤油であれば、賞味期限を少し過ぎても使える場合が多いです。ただし、色や香り、味を確認してから使用してください。開封後に長期間経過した醤油は使用を控えましょう。

Q. 醤油が黒くなるのはなぜ?

A. 醤油の色が濃くなるのは、空気に触れて酸化したためです。これをメイラード反応と言います。色が濃くなっても腐っているわけではないので、料理に使えます。ただし、香りや風味は落ちています。

Q. 醤油を冷凍保存できる?

A. 醤油は塩分が高いため、家庭用冷凍庫では凍りません。冷凍保存するメリットはなく、むしろ品質に影響を与える可能性があるため、冷蔵保存で十分です。

Q. 卓上用の小瓶への移し替えは?

A. 小瓶に移し替えて使うのは便利ですが、こまめに補充して長期間入れっぱなしにしないことが大切です。小瓶の醤油は2週間程度で使い切り、残りは冷蔵庫の大瓶から補充しましょう。

Q. 白い浮遊物は何?

A. 醤油の表面に白い膜や浮遊物が見られる場合、酵母や産膜酵母と呼ばれるものの可能性があります。取り除けば使えることもありますが、異臭がする場合や量が多い場合は廃棄をおすすめします。予防として、冷蔵保存を心がけましょう。

醤油の種類別保存のポイント

醤油の種類によって、保存時に気を付けるポイントが異なります。お使いの醤油に合った保存方法を選びましょう。

濃口醤油

最も一般的な醤油で、保存性も比較的高いです。開封後は冷蔵保存が望ましいですが、1〜2か月で使い切れるなら常温でも大きな問題はありません。色の変化は他の醤油に比べて目立ちにくいですが、香りの劣化には注意しましょう。

薄口醤油

色が薄いのが特徴の醤油ですが、実は塩分濃度は濃口より高いです。色の変化が目立ちやすいため、開封後は冷蔵保存を特におすすめします。料理の見た目を美しく仕上げたい場合は、新鮮な状態で使いましょう。

減塩醤油

塩分が通常の50%程度にカットされているため、保存性が低いです。開封後は必ず冷蔵庫で保存し、1〜2か月以内に使い切りましょう。常温での保存は劣化が早いため避けてください。

たまり醤油・再仕込み醤油

濃厚で旨みが強いこれらの醤油は、保存性が高いのが特徴です。ただし開封後は酸化が進むため、冷蔵保存を心がけましょう。とろみがある分、注ぎ口の汚れに注意が必要です。

白醤油

色が薄く繊細な白醤油は、他の醤油より保存性がやや劣ります。開封後は必ず冷蔵保存し、色の変化に気を付けましょう。変色しやすいので、早めに使い切ることをおすすめします。

醤油の歴史と製造過程

醤油は日本の伝統的な発酵調味料です。その歴史と製造方法を知ると、保存の大切さがより理解できます。

醤油の歴史

醤油の起源は中国の「醤(ひしお)」にさかのぼります。日本には奈良時代に伝わり、室町時代から江戸時代にかけて現在のような醤油が発展しました。特に千葉県の野田や銚子、兵庫県の龍野は古くからの醤油産地として知られています。

醤油の製造工程

  1. 原料準備:大豆を蒸し、小麦を炒って砕く
  2. 麹づくり:大豆と小麦を混ぜ、麹菌を加えて醤油麹を作る
  3. 仕込み:醤油麹に塩水を加えて「もろみ」を作る
  4. 発酵・熟成:6か月〜3年かけてゆっくり発酵させる
  5. 圧搾:もろみを搾って生醤油を取り出す
  6. 火入れ:加熱して殺菌し、風味を安定させる
  7. 瓶詰め:ろ過して容器に詰める

発酵期間と品質

醤油は発酵・熟成の期間が長いほど、深い味わいになります。一般的な醤油は6か月〜1年程度の熟成ですが、高級な醤油は2〜3年かけて熟成させるものもあります。長期熟成の醤油はまろやかで複雑な風味が特徴です。

醤油の産地と特色

日本各地には特色ある醤油があります。代表的な産地とその特徴を知っておきましょう。

主な醤油産地

産地 特徴 代表的な醤油
千葉県(野田・銚子) 日本最大の生産地。バランスの良い味わい 濃口醤油
兵庫県(龍野) 薄口醤油発祥の地。色が淡く上品 薄口醤油
愛知県(武豊・碧南) 豆味噌文化から発展。濃厚でコクがある たまり醤油
愛知県(碧南) 小麦が多く色が薄い。甘みがある 白醤油
山口県(柳井) 甘口の醤油が特徴。再仕込みも有名 甘露醤油
香川県(小豆島) 木桶仕込みの伝統製法が残る 本醸造醤油

醤油の健康効果と適量

醤油には様々な栄養成分が含まれていますが、塩分も多いため適量を心がけることが大切です。

醤油に含まれる成分

  • アミノ酸:うま味成分のグルタミン酸など約20種類
  • 乳酸:発酵過程で生まれる有機酸
  • ポリフェノール:抗酸化作用がある
  • 塩分:濃口醤油で約16%

1日の適量目安

醤油の1日の使用量は、大さじ1〜2杯程度を目安にしましょう。これで塩分は約2〜4gになります。高血圧や腎臓に不安がある方は、減塩醤油を使ったり、使用量を控えめにしたりすることをおすすめします。

減塩のコツ

  • 減塩醤油を使う
  • だしを効かせて醤油の使用量を減らす
  • かける代わりにつける
  • スプレータイプの醤油を使う
  • 酸味や香辛料で風味を補う

醤油を使い切るためのアレンジレシピ

醤油が余りそうな時は、アレンジレシピで消費しましょう。

醤油を使ったレシピアイデア

  • 自家製めんつゆ:醤油・みりん・だしを合わせて万能つゆに
  • 照り焼きソース:醤油・みりん・砂糖でお肉やお魚に
  • 醤油漬け:卵黄やにんにくを醤油に漬け込む
  • 和風ドレッシング:醤油・酢・油・すりごまを混ぜる
  • 醤油バター:バターと醤油を混ぜてコーンやじゃがいもに
  • 焼きおにぎり:おにぎりに醤油を塗って香ばしく焼く
  • 醤油ラーメン:醤油ベースのスープを手作り

古くなった醤油の活用法

風味が落ちた醤油は、加熱調理に使うと気になりにくくなります。

  • 煮物の調味料として
  • 下味をつける時に使う
  • タレやソースのベースに
  • チャーハンや焼きそばの味付けに

季節別醤油の保存ポイント

夏場の保存(6月〜9月)

夏は気温が高く、醤油の劣化が進みやすい季節です。特に注意が必要です。

  • 開封後は必ず冷蔵庫で保存
  • キッチンが暑くなる場合は未開封も冷蔵庫へ
  • 使用後はすぐに冷蔵庫に戻す
  • 小瓶の醤油は早めに使い切る

冬場の保存(12月〜2月)

冬は気温が低いため保存しやすいですが、暖房の影響に注意しましょう。

  • 暖房器具の近くには置かない
  • 開封後は冷蔵保存が望ましい
  • 室温が安定している場所を選ぶ

醤油容器の種類と保存性

醤油の容器には様々な種類があり、それぞれ保存性が異なります。

容器別の特徴

容器の種類 特徴 保存性
ガラス瓶 遮光性が高く、品質を保ちやすい
ペットボトル(遮光) 軽量で扱いやすい。遮光性あり
密封ボトル 空気に触れにくく酸化しにくい
パウチ 使い切りやすいサイズが多い
一升瓶 大容量で業務用向け △(開封後の管理に注意)

密封ボトルのメリット

最近増えている密封ボトルタイプの醤油は、使うたびに容器が縮んで空気が入りにくい構造になっています。酸化を最小限に抑えられるため、開封後も鮮度を長く保てます。一人暮らしの方や消費量が少ない家庭におすすめです。

醤油の保存容器の選び方とお手入れ

醤油を美味しく保存するためには、容器選びも重要なポイントです。

家庭での容器選び

  • 密封ボトル:空気に触れにくく、一人暮らしや少人数家庭におすすめ
  • ガラス瓶:遮光性が高く品質を保ちやすい。詰め替え用としても最適
  • 卓上用小瓶:食卓で使いやすいが、こまめに補充して新鮮さを保つ
  • スプレータイプ:少量で済むため減塩にも効果的

容器のお手入れ方法

  • 注ぎ口の清掃:使用後は乾いた布で拭き、固まった醤油は湿らせた布で除去
  • キャップの確認:キャップの内側に醤油が付着していたら拭き取る
  • 卓上小瓶の洗浄:空になったら食器用洗剤で洗い、しっかり乾燥させてから補充
  • 詰め替え時の注意:新しい醤油を入れる前に容器を洗って完全に乾かす

醤油と他の調味料との保存の違い

醤油と同じく日常的に使う調味料の保存方法との違いを理解しておくと便利です。

調味料別の保存方法比較

調味料 未開封 開封後 開封後の目安
醤油 常温 冷蔵推奨 1〜2か月
味噌 常温 冷蔵必須 3〜6か月
みりん 常温 常温可 3か月
料理酒 常温 冷蔵推奨 2〜3か月
常温 常温可 6か月〜1年
ソース 常温 冷蔵必須 1〜2か月

調味料の保存場所の工夫

調味料をまとめて保存する際のコツをご紹介します。

  • 冷蔵庫のドアポケットに調味料コーナーを作る
  • 使用頻度の高いものは取り出しやすい位置に
  • 開封日をマスキングテープなどに書いて貼る
  • 古いものから使うようにローテーション

醤油の購入時のチェックポイント

美味しい醤油を選ぶためのポイントと、家庭に合った選び方をご紹介します。

パッケージで確認すべき項目

  • 原材料:大豆・小麦・塩のみがシンプルで良質
  • 製造方法:「本醸造」は時間をかけて発酵させた伝統製法
  • 産地:こだわりがあれば産地もチェック
  • 賞味期限:できるだけ新しいものを選ぶ
  • 容量:家庭の消費量に合ったサイズを選ぶ

製造方法の種類

製造方法 特徴 発酵期間
本醸造 伝統的な製法。深い味わいと香り 6か月〜3年
混合醸造 本醸造にアミノ酸を加えたもの 3〜6か月
混合 アミノ酸液を使用。安価で手軽 短期間

家庭に合った選び方

  • 一人暮らし:200〜300mlの小容量か密封ボトルタイプがおすすめ
  • 2〜3人世帯:500mlサイズが使い切りやすい
  • 4人以上の家族:1Lサイズでも1〜2か月で使い切れる
  • 料理好き:用途別に複数の種類を揃えるのも良い

醤油のよくあるトラブルと解決法

醤油の保存や使用中に起こりやすいトラブルと、その解決法をご紹介します。

トラブル1:色が急に黒くなった

原因と対策:開封後に常温で長期間保存していたか、直射日光に当たっていた可能性があります。冷蔵保存に切り替え、今後は開封後すぐに冷蔵庫に入れましょう。黒くなった醤油は煮物など加熱調理に使えます。

トラブル2:香りが薄くなった

原因と対策:酸化によって香り成分が飛んでしまった状態です。キャップをしっかり閉めていなかったか、開封から時間が経ちすぎた可能性があります。香りが薄い醤油は、ごま油や薬味と組み合わせて使うと気になりにくくなります。

トラブル3:塩の結晶ができた

原因と対策:冷蔵庫で保存している場合、注ぎ口付近に塩の結晶ができることがあります。これは正常な現象で、品質には問題ありません。結晶が気になる場合は、ぬるま湯で拭き取ってください。

トラブル4:注ぎ口から醤油が垂れる

原因と対策:注ぎ口に醤油が残っていると垂れやすくなります。使用後に注ぎ口を拭く習慣をつけましょう。また、勢いよく注ぐと垂れやすいので、ゆっくり注ぐのがコツです。

醤油を使った保存食・作り置き

醤油を使った保存食や作り置きレシピをご紹介します。醤油の消費にもなります。

醤油を使った保存食

  • 醤油麹:米麹と醤油を混ぜて発酵させた万能調味料。冷蔵で約3か月保存可能
  • にんにく醤油:にんにくを醤油に漬け込む。冷蔵で1か月以上保存可能
  • 生姜醤油:すりおろし生姜を醤油に加える。冷蔵で2週間保存可能
  • きのこの醤油煮:きのこを醤油・みりんで煮る。冷蔵で1週間保存可能
  • 醤油漬け卵黄:卵黄を醤油に漬け込む。冷蔵で2〜3日で完成

作り置きおかずのコツ

  • 清潔な容器に入れる
  • 粗熱を取ってから冷蔵庫へ
  • 取り分けるときは清潔な箸を使う
  • 保存期間の目安を守る

醤油にまつわる豆知識

醤油についての豆知識を知ると、より一層醤油への理解が深まります。

醤油の色と味の関係

醤油の色と塩分濃度は反比例します。薄口醤油は色が薄いですが、塩分濃度は濃口醤油より高いのです。これは、薄口醤油が色を薄くするために塩を多く使う製法だからです。

地域による醤油の違い

日本各地で醤油の好みが異なります。関東では濃口醤油が主流ですが、関西では薄口醤油や淡口醤油が好まれます。九州では甘口の醤油が一般的で、地域の食文化と密接に結びついています。

世界の醤油事情

醤油は今や世界中で使われる調味料です。「SHOYU」や「SOY SAUCE」として親しまれ、和食以外の料理にも活用されています。アメリカやヨーロッパでも人気が高まり、日本の醤油メーカーの輸出量も増加しています。

醤油の日

10月1日は「醤油の日」です。これは「醤」という漢字に「酉(とり)」が含まれており、酉の月が10月であることに由来しています。この日には各地で醤油に関するイベントが開催されることもあります。

醤油と相性の良い食材・料理

醤油の風味を最大限に活かすため、相性の良い食材と組み合わせ方を知っておきましょう。

食材別のおすすめの醤油

食材 おすすめの醤油 使い方のコツ
刺身(白身魚) 薄口醤油・白醤油 繊細な味を引き立てる
刺身(赤身魚) たまり醤油・再仕込み醤油 濃厚な旨みと相性抜群
豆腐・冷奴 濃口醤油・再仕込み醤油 少量で風味を楽しむ
卵かけご飯 濃口醤油・たまり醤油 コクが卵と調和する
煮物 濃口醤油 万能で失敗しにくい
うどん・そうめん 薄口醤油 つゆの色を美しく仕上げる

プロが教える醤油の使い方テクニック

  • 火を止めてから加える:加熱しすぎると香りが飛ぶため、仕上げに加えると風味が際立つ
  • 二段階で使う:下味用と仕上げ用で分けると、味に奥行きと深みが出る
  • 異なる種類をブレンド:濃口と薄口を混ぜるなど、自分好みの味わいを見つける
  • だしと合わせる:醤油だけより、だしをしっかり効かせることで減塩にもなる

醤油蔵見学のすすめ

醤油への理解を深めるなら、醤油蔵の見学もおすすめです。各地の醤油産地では工場見学を実施しています。

見学できる主な醤油蔵

  • 千葉県野田市:キッコーマンもの知りしょうゆ館
  • 千葉県銚子市:ヤマサ醤油工場見学
  • 香川県・小豆島:木桶仕込みの伝統蔵が多数
  • 兵庫県龍野市:ヒガシマル醤油など

工場見学では、醤油の製造過程を間近で見られるほか、搾りたての生醤油を試飲できる施設もあります。醤油がどのように作られているかを知ると、日々の保存にも気を配るようになります。お土産に限定の醤油を購入できる施設も多いので、旅行の際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

見学時のポイント

  • 予約が必要な場合が多い:事前にホームページで確認して予約しておく
  • 所要時間は30分〜1時間程度:見学ルートや試飲の有無によって異なる
  • お土産コーナーをチェック:限定商品や工場直売の新鮮な醤油が手に入る
  • 子どもの食育にも最適:発酵食品の仕組みを親子で楽しく学べる

見学を通じて醤油の製造工程を理解すると、毎日使う醤油への愛着が深まります。伝統的な木桶仕込みの蔵では、百年以上使われている桶を見ることもできます。木桶に住み着いた蔵付き酵母が、その蔵ならではの味わいを生み出しています。

まとめ:醤油は正しい保存で美味しさ長持ち

醤油の保存方法について詳しく解説しました。最後に特に重要なポイントをまとめます。

醤油を美味しく保存する7つのポイント

  • 開封後は冷蔵庫へ:酸化を遅らせて風味を長持ちさせる
  • キャップをしっかり閉める:空気との接触を最小限に抑える
  • 直射日光を避ける:紫外線で色と風味が劣化する
  • 消費量に合ったサイズを:大きすぎると使い切れずに劣化する
  • 注ぎ口は清潔に:汚れは固まって衛生面でも問題になる
  • 減塩醤油は特に注意:保存性が低いため必ず冷蔵保存
  • 開封日を記録:1〜2か月を目安に使い切る

醤油は日本料理に欠かせない調味料であり、毎日の食卓を豊かにしてくれます。正しい保存方法を実践することで、最後の一滴まで美味しい状態を保つことができます。開封後は冷蔵保存を基本とし、家庭の消費量に合ったサイズを選んで、新鮮な醤油を楽しみましょう。日本の伝統的な発酵調味料である醤油を、これからも大切に使っていきましょう。

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この記事を書いた人

はじめまして。『お弁当大辞典』管理人です。
このブログでは、いろんなお弁当の紹介や、毎日のお弁当作りがちょっとラクになり、ちょっと楽しくなるような工夫を紹介しています。彩りや詰め方のヒントから、おかず作りのコツ、ちょっとした雑学まで。忙しい日々のなかで、“お弁当時間”が少しでも心地よいものになればうれしいです。

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