夏の定番フルーツといえば、すいか。甘くてジューシーなすいかは、暑い日に食べると最高ですよね。でも、大きなすいかを買ってきたものの「どうやって保存すればいいの?」「冷蔵庫に入れていいの?」と迷った経験はありませんか?
実は、すいかは保存方法を間違えると甘みが落ちてしまうデリケートな果物なんです。でも安心してください。正しい保存方法を知っていれば、丸ごとなら常温で約2週間、カットしても3日程度はおいしく食べられます。
この記事では、すいかの保存方法を「丸ごと」と「カット後」に分けて、わかりやすく解説します。冷凍保存の方法や、おいしく冷やすコツまで、すいかを最後までおいしく食べ切るための情報をお届けします。お弁当のデザートにすいかを入れたい方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
すいかの基本的な保存方法と保存期間の目安

すいかをおいしく保存するには、まず「丸ごと」と「カット後」で保存方法が違うことを知っておく必要があります。それぞれの特徴と保存期間を押さえておきましょう。
すいかは冷やしすぎると甘みが落ちる
意外かもしれませんが、すいかは冷やしすぎると甘みが落ちてしまう果物です。すいかの保存に最適な温度は10〜15℃程度。冷蔵庫の温度(約5℃)では冷えすぎてしまい、本来の甘さを感じにくくなってしまいます。
これは、すいかに含まれる糖分の特性によるもの。低温になると甘みを感じにくくなる性質があるので、丸ごとのすいかは基本的に常温保存がベストなんです。
保存方法別の保存期間一覧
すいかの保存期間は、保存状態によって大きく変わります。参考までに、目安をまとめました。
| 保存状態 | 保存場所 | 保存期間の目安 |
|---|---|---|
| 丸ごと | 常温(冷暗所) | 約2週間 |
| 丸ごと | 冷蔵庫(野菜室) | 約1週間 |
| カット後 | 冷蔵庫 | 2〜3日 |
| 冷凍(一口サイズ) | 冷凍庫 | 約1ヶ月 |
大玉すいかと小玉すいかで保存方法は違う?
大玉すいかと小玉すいかでは、保存方法に若干の違いがあります。小玉すいかは皮が薄く、冷えやすいという特徴があるため、冷蔵保存する際は新聞紙で2〜3重に包んで冷えすぎを防ぎましょう。
また、小玉すいかは大玉に比べてサイズが小さいので、冷蔵庫の野菜室にも入れやすいのがメリット。逆に大玉すいかは冷蔵庫に入らないことが多いので、常温保存が基本になります。
すいかは追熟しない果物
バナナやメロンなどは収穫後も追熟して甘くなりますが、すいかは追熟しない果物です。つまり、買ってきた時点がすいかの一番おいしい状態。置いておいても甘くならないどころか、時間が経つほど鮮度が落ちていきます。
すいかを買ったら、できるだけ早く食べ始めるのがおいしく食べるコツ。「もう少し熟したら…」と待っても、甘くなることはないので注意してくださいね。
傷んだすいかの見分け方
すいかは傷みが進むと、以下のような変化が現れます。食べる前にチェックしておきましょう。
- 果肉がシャリシャリしなくなる:水っぽくボソボソした食感に
- 異臭がする:酸っぱいにおいや発酵したようなにおい
- 果肉の色がくすんでいる:鮮やかな赤色が薄くなる
- 種の周りが空洞化している:鮮度が落ちたサイン
- 皮にカビが生えている:特にカット後の切り口周辺
丸ごとすいかの正しい保存方法

丸ごとのすいかは、切る前の状態が一番長持ちします。正しく保存すれば約2週間もおいしさを保てるので、ぜひコツを覚えておきましょう。
常温保存が基本!涼しい場所を選ぼう
丸ごとのすいかは常温保存が基本です。最適な温度は10〜15℃。エアコンの効いた部屋や、北向きの涼しい部屋、風通しの良い玄関先などがおすすめです。
直射日光が当たる場所や、高温になる場所は避けましょう。また、床に直接置くより、新聞紙を敷いたり段ボールに入れたりすると、温度変化を緩やかにできます。
冷蔵庫に入れるなら野菜室で
涼しい場所がない場合や、室温が高い真夏は、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。野菜室の温度は7〜10℃程度で、冷蔵室よりも温度が高めなので、すいかの甘みが落ちにくくなります。
- すいかを新聞紙で2〜3重に包む(冷えすぎ防止)
- ビニール袋に入れる(乾燥防止)
- 野菜室の奥に入れて保存
大きなすいかは野菜室に入らないこともありますが、その場合は半分にカットして保存することになります。
すいかを長持ちさせる置き方
すいかを保存するときは、ツルがついていた部分を上にして置くのがおすすめです。すいかは収穫時にツルを上にしていたので、その向きで保存すると安定します。
また、時々向きを変えて転がすように位置を変えると、一箇所に圧力がかかり続けることを防げます。ただし、転がしすぎると中の果肉が傷むことがあるので、ゆっくり丁寧に行いましょう。
丸ごとすいかの保存期間は約2週間
適切な環境で保存した丸ごとすいかの保存期間は約2週間です。ただし、これはあくまで目安。収穫からの日数や保存環境によって変わります。
スーパーで購入したすいかは、すでに収穫から数日経っていることが多いので、購入後1週間以内を目安に食べ始めるのがおすすめです。
丸ごと保存でやってはいけないNG行動
- 冷蔵室に直接入れる:冷えすぎて甘みが落ちる
- 直射日光に当てる:温度が上がり傷みやすくなる
- 濡れた状態で保存:カビの原因に
- 重いものを上に置く:果肉が傷む原因に
- 暑い場所に長期間置く:発酵が進むことも
カットしたすいかの保存方法
すいかを切ったら、その時点から保存方法が変わります。カットしたすいかは傷みやすいので、正しい保存方法でできるだけ早く食べ切りましょう。
カット後は必ず冷蔵保存
一度カットしたすいかは、必ず冷蔵庫で保存してください。常温での保存はNGです。切り口から水分が蒸発し、雑菌も繁殖しやすくなるため、すぐに傷んでしまいます。
カットしたらできるだけ早く冷蔵庫に入れ、常温に出しっぱなしにする時間を最小限にしましょう。
ラップでしっかり密封する
カットしたすいかを保存するときは、切り口をラップでぴっちり覆うことが大切です。空気に触れると水分が蒸発し、果肉が乾燥してしまいます。
- 切り口にラップをぴっちり密着させる
- できれば保存容器に入れる(他の食品のにおい移り防止)
- 冷蔵庫の野菜室に入れて保存
- 2〜3日以内に食べ切る
カットすいかの保存期間は2〜3日
カットしたすいかの保存期間は2〜3日が目安です。これ以上置くと、水っぽくなったり、風味が落ちたりします。
特に、一度食べかけたすいか(スプーンなどで食べた後)は、唾液から雑菌が入りやすいので、その日のうちに食べ切るようにしましょう。
一口サイズにカットして保存するのもおすすめ
すいかを一口サイズにカットして保存容器に入れておくと、食べたいときにすぐ食べられて便利です。
一口サイズにカットしておけば、お弁当のデザートにもさっと入れられます。種も取り除いておくと、より食べやすくて便利!
ただし、カットすればするほど切り口の面積が増えて傷みやすくなります。一口サイズにした場合は、できれば当日〜翌日中に食べ切るのがベストです。
半分に切ったすいかの保存方法
大きなすいかを半分に切った場合は、切り口全体をラップで覆い、さらに上から新聞紙で包むと良いでしょう。冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。
半分のすいかでも冷蔵庫に入らない場合は、さらに1/4や1/8にカットすることになります。その場合も、それぞれの切り口をしっかりラップで覆ってください。
すいかの冷凍保存方法
「すいかが食べ切れない…」そんなときは冷凍保存がおすすめです。冷凍すれば約1ヶ月保存できるので、大きなすいかを買っても安心。ただし、解凍後の食感は変わるので、食べ方に工夫が必要です。
一口サイズにカットして冷凍する
すいかを冷凍するときは、一口サイズにカットしてから冷凍するのが基本です。種は取り除いておきましょう。
- すいかを一口サイズにカットする
- 種を取り除く
- キッチンペーパーで水気を軽く拭き取る
- バットに並べて急速冷凍(バラバラに凍らせる)
- 凍ったら冷凍用保存袋に移して保存
バットに並べて凍らせる「バラ凍結」をすることで、使いたい分だけ取り出しやすくなります。
冷凍すいかの保存期間は約1ヶ月
冷凍したすいかの保存期間は約1ヶ月が目安です。それ以上保存すると、冷凍焼けを起こしたり、風味が落ちたりします。
保存袋には冷凍した日付を記入しておくと、いつまでに食べ切ればいいか分かりやすくなりますよ。
冷凍すいかのおいしい食べ方
冷凍したすいかは、解凍すると水っぽくベチャッとした食感になってしまいます。そのため、完全に解凍して食べるのはおすすめしません。
おいしく食べるコツは、凍ったまま、または半解凍で食べること。シャリシャリとした食感がシャーベットのようで、暑い夏にぴったりです。
- シャーベット風:半解凍でそのまま食べる
- スムージー:凍ったままミキサーで撹拌
- すいかジュース:少し解凍してから絞る
- かき氷のトッピング:細かく砕いてのせる
- フルーツポンチ:他のフルーツと合わせて
ピューレにして冷凍する方法
より使いやすくしたい場合は、すいかをピューレ状にしてから冷凍する方法もあります。ミキサーで撹拌し、製氷皿や保存袋に入れて冷凍すれば、スムージーやジュースを作るときに便利です。
製氷皿で凍らせたすいかキューブは、夏のドリンクに入れると見た目もかわいく、飲み物を薄めずに冷やせますよ。
冷凍できないすいか料理
すいかを使った料理の中には、冷凍に向かないものもあります。特にすいかの漬物(すいかの皮の浅漬けなど)は、解凍後に食感が大きく変わってしまうので冷凍は避けましょう。
すいかをおいしく冷やすコツ

すいかは冷たくして食べるのがおいしいですよね。でも、冷やし方を間違えると甘みが落ちてしまいます。ここでは、すいかをおいしく冷やすコツをお伝えします。
食べる1〜2時間前に冷蔵庫へ
すいかを一番おいしく食べられる温度は8〜10℃程度です。冷蔵庫で長時間冷やすと冷えすぎてしまうので、食べる1〜2時間前に冷蔵庫に入れるのがベストです。
丸ごとのすいかを常温保存している場合は、食べる分だけカットして冷蔵庫で冷やすと、ちょうど良い冷たさで食べられます。
水で冷やす昔ながらの方法
井戸水や川の水ですいかを冷やす…という光景は夏の風物詩ですよね。実はこの方法、すいかを冷やすのに最適な温度(15〜18℃程度)なんです。
家庭で行う場合は、バケツやたらいに水を張ってすいかを浸ける方法があります。氷を入れすぎると冷えすぎてしまうので、常温の水道水で冷やすのがおすすめです。
「すいかを水で冷やす場所がない…」という方は、食べる少し前だけ冷蔵庫で冷やせば大丈夫。長時間冷やしすぎないことがポイントです。
冷やしすぎた場合のリカバリー方法
うっかり冷蔵庫で冷やしすぎてしまった場合は、食べる15〜30分前に常温に出しておくと、甘みが感じやすくなります。
また、少し塩をふって食べると、甘みが引き立って感じられますよ。これは「対比効果」といって、塩味が甘みを強調してくれる効果によるものです。
カットすいかを冷やすときの注意点
カットしたすいかを冷やすときは、切り口をラップで覆ってから冷蔵庫へ入れましょう。ラップなしで冷蔵庫に入れると、他の食品のにおいが移ったり、乾燥したりしてしまいます。
また、冷蔵庫の中でも野菜室で保存するのがおすすめ。冷蔵室は温度が低すぎるため、甘みが落ちやすくなります。
お弁当にすいかを入れる時の冷やし方
お弁当のデザートとしてすいかを入れる場合は、朝に冷蔵庫から出して詰めるのがベスト。保冷剤と一緒にお弁当バッグに入れれば、お昼まで冷たさをキープできます。
前日の夜に一口サイズにカットして保存容器に入れておけば、朝はそのまま詰めるだけ。忙しい朝でもすいかデザートが簡単に用意できます!
よくある質問:すいかの保存に関するQ&A
すいかの保存について、よく聞かれる質問をまとめました。疑問を解消して、すいかをおいしく楽しみましょう。
Q. すいかは冷蔵庫に入れないほうがいい?
A. 丸ごとの場合は常温がベストですが、状況に応じて冷蔵もOKです。涼しい場所(10〜15℃)がある場合は常温保存が一番。ただし、真夏で室温が高い場合や、カットした場合は冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。冷えすぎを防ぐため、新聞紙で包むのがポイントです。
Q. すいかを買ってすぐ冷蔵庫に入れていい?
A. すぐに冷蔵庫に入れても問題ありませんが、甘みを最大限に楽しむなら常温保存がおすすめです。ただし、すでにカットされて売られているすいかは、購入後すぐに冷蔵庫に入れてください。
Q. 切ったすいかは翌日でも食べられる?
A. 適切に保存すれば翌日でも食べられます。切り口をラップでしっかり覆い、冷蔵庫で保存していれば2〜3日は持ちます。ただし、味や食感は落ちていくので、できるだけ早く食べ切るのがベストです。
Q. 冷凍したすいかを解凍するとどうなる?
A. 解凍すると水っぽくなり、シャリシャリした食感は失われます。そのため、冷凍すいかは凍ったまま食べるか、半解凍でシャーベット状にして食べるのがおすすめ。スムージーにするのも良い方法です。
Q. すいかの皮も保存できる?
A. すいかの皮は漬物にして保存できます。緑色の硬い部分を剥いて、白い部分を塩もみや浅漬けにすると、シャキシャキした食感がおいしいおかずになります。冷蔵庫で3〜4日程度保存可能です。
Q. 傷み始めたすいかは食べても大丈夫?
A. 少し傷んでいる程度なら、傷んだ部分を取り除けば食べられます。ただし、異臭がする場合や、果肉全体が水っぽくなっている場合は処分しましょう。お腹を壊す原因になることがあります。
まとめ:すいかを最後までおいしく食べ切ろう
この記事では、すいかの保存方法について詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 丸ごとは常温保存が基本:10〜15℃の涼しい場所で約2週間
- 冷蔵するなら野菜室へ:新聞紙で包んで冷えすぎを防ぐ
- カット後は必ず冷蔵:ラップで密封して2〜3日以内に
- 冷凍は一口サイズで:約1ヶ月保存可能、凍ったまま食べる
- 冷やしすぎると甘みが落ちる:食べる1〜2時間前に冷やす
- 追熟しない:買ったらできるだけ早く食べ始める
すいかは保存方法を工夫すれば、丸ごとでも約2週間、冷凍すれば約1ヶ月も楽しめます。大きなすいかを買っても、最後までおいしく食べ切れますよ。
暑い夏に食べる冷たいすいかは格別のおいしさ。今回ご紹介した保存方法を参考に、すいかの甘みとシャリシャリ感を存分に楽しんでくださいね。
「すいかの保存って難しそう…」と思っていた方も、基本は「丸ごとは涼しい場所、カット後は冷蔵庫」と覚えておけば大丈夫。あまり難しく考えず、おいしくすいかを楽しんでくださいね。

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