「せっかく買ったいちごが、気づいたら傷んでいた…」という経験はありませんか?いちごは水分が多くデリケートな果物なので、正しい保存方法を知らないとあっという間に傷んでしまいます。でも大丈夫。この記事では、いちごを冷蔵・冷凍でおいしく長持ちさせる方法を詳しくご紹介します。「洗わない」「ヘタを取らない」など、鮮度を保つコツがわかれば、いちごを最後まで美味しく楽しめますよ。
苺が傷みやすい理由|正しい保存の前に知っておきたいこと

いちごは水分量が約90%のデリケートな果物
いちごが傷みやすい最大の理由は、その水分量の多さにあります。いちごの水分量は約90%と非常に高く、少しの衝撃や温度変化でダメージを受けやすい果物です。
また、いちごの表面には無数の小さな種(正確には果実)があり、そこから水分が蒸発しやすい構造になっています。さらに、皮が非常に薄いため、傷がつきやすく、傷口から雑菌が入り込んで腐敗が進みやすいのです。
常温では1〜2日しか持たない理由
いちごを常温で放置すると、わずか1〜2日で傷み始めてしまいます。これは、常温環境では果肉の呼吸が活発になり、熟成が急速に進んでしまうためです。
特に気温が高い季節は要注意です。20℃を超える環境では、いちごの劣化スピードが一気に加速します。購入したらできるだけ早く冷蔵庫に入れることが、鮮度を保つ第一歩です。
パックのまま保存がNGな理由
スーパーで購入したいちごをパックのまま冷蔵庫に入れていませんか?実は、パックのままの保存はあまりおすすめできません。
パックの中では、いちご同士が重なり合っていることが多く、接触部分から傷みが始まりやすくなります。また、パック内は通気性が悪く、いちごから出る水分がこもってしまい、カビの原因になることもあります。
少し手間はかかりますが、パックから取り出して正しく保存することで、鮮度を長く保つことができます。
傷んだいちごが周りに影響する
いちごを保存する際にもう一つ注意したいのが、傷んだいちごの影響です。1つでも傷んだいちごがあると、そこから放出されるエチレンガスや雑菌が周りのいちごにも影響し、連鎖的に傷みが広がってしまいます。
保存前に、傷んでいるいちごや柔らかくなっているいちごがないかチェックし、見つけたら先に食べてしまうか、取り除いてから保存しましょう。
いちごは追熟しない果物です。購入時の状態が最も美味しく、時間が経つほど鮮度と味が落ちていきます。熟していないいちごを購入しても、置いておいても甘くなることはありません。購入時は、赤く熟したものを選びましょう。
苺の冷蔵保存|基本の保存方法と日持ちの目安

冷蔵保存の鉄則「洗わない・ヘタを取らない」
いちごを冷蔵保存する際の最も重要なポイントは、「洗わない」「ヘタを取らない」の2点です。
いちごは水分に非常に弱いため、洗ってから保存すると、残った水分がカビや腐敗の原因になります。食べる直前に洗うのがベストです。
また、ヘタを取ってしまうと、切り口から水分が蒸発したり、雑菌が入り込んだりして、傷みが早くなります。ヘタは保存中はつけたままにして、食べる直前に取り除きましょう。
冷蔵保存の具体的な手順
いちごを長持ちさせる冷蔵保存の手順をご紹介します。
- 傷んでいるいちごがないかチェックし、あれば取り除く
- 保存容器の底にキッチンペーパーを敷く
- いちごの水気を優しく拭き取る(洗わない)
- ヘタを下にして、いちごが重ならないよう並べる
- 上からもキッチンペーパーを軽くかぶせる
- フタをして野菜室で保存
キッチンペーパーは、いちごから出る余分な水分を吸収し、適度な湿度を保つ役割があります。キッチンペーパーが湿ってきたら、新しいものに交換すると、より長持ちします。
「ヘタを下に」が長持ちの秘訣
いちごを保存する際は、ヘタを下にして置くことが重要です。これには科学的な理由があります。
いちごは先端(尖った部分)が最も柔らかく傷みやすい部分です。ヘタを下にすることで、先端部分への負荷を軽減し、傷みを防ぐことができます。また、ヘタの部分は比較的硬いため、下にしても潰れにくいのです。
逆に先端を下にすると、重みで潰れてしまい、そこから傷みが始まってしまいます。
冷蔵保存の保存期間
正しく冷蔵保存した場合の保存期間の目安は以下の通りです。
| 保存方法 | 保存期間の目安 |
|---|---|
| パックのまま冷蔵 | 2〜3日 |
| キッチンペーパー+容器で冷蔵 | 5〜6日 |
| アルミホイル保存 | 約10日 |
保存方法を工夫するだけで、保存期間が大きく変わることがわかります。
野菜室と冷蔵室、どちらがいい?
いちごの保存には、冷蔵室よりも野菜室がおすすめです。野菜室は冷蔵室より温度がやや高め(約5〜7℃)で、湿度も適度に保たれているため、いちごにとって快適な環境です。
冷蔵室は温度が低すぎて、いちごが冷えすぎてしまうことがあります。特に、冷気が直接当たる場所に置くと、いちごが凍ってしまうこともあるので注意が必要です。
いちごを買ってきたら、パックから出してキッチンペーパーを敷いた容器に移し替えるだけでOK。この1分の作業で、保存期間が2倍以上に延びることもあります。
苺をもっと長持ちさせる裏技|アルミホイル保存法

アルミホイルで約10日保存できる理由
いちごの保存期間をさらに延ばしたいなら、アルミホイルを使った保存方法がおすすめです。この方法なら、通常の冷蔵保存より長く、約10日間も鮮度を保つことができるといわれています。
アルミホイルが効果的な理由は、主に2つあります。1つ目は、冷蔵庫内のわずかな光を遮断できること。いちごは光に当たると光合成を続け、それが劣化の原因になりますが、アルミホイルで包むことでこれを防げます。
2つ目は、アルミホイルの抗菌作用です。アルミホイルには雑菌の繁殖を抑える効果があり、カビの発生を遅らせることができます。
アルミホイル保存の具体的な手順
- アルミホイルを大きめに切り、保存容器に敷く
- いちごの水気を優しく拭き取る(洗わない)
- ヘタを下にして、いちご同士が触れないよう並べる
- いちごの間にアルミホイルで仕切りを作る
- 上からアルミホイルをふんわりかぶせる
- 野菜室で保存
ポイントは、いちご同士が直接触れないようにすること。アルミホイルで仕切りを作ることで、1つが傷んでも他のいちごへの影響を最小限に抑えられます。
アルミホイル保存の注意点
アルミホイル保存は効果的ですが、いくつか注意点があります。
まず、アルミホイルで完全に密封しないこと。密封してしまうと、いちごから出る水分がこもって、かえって傷みやすくなります。上からかぶせるアルミホイルは、ふんわりと軽く覆う程度にしましょう。
また、アルミホイル保存でも永久に保存できるわけではありません。10日を過ぎると徐々に鮮度が落ちてくるため、様子を見ながら早めに食べきるようにしましょう。
他にもある!いちごを長持ちさせる裏技
アルミホイル以外にも、いちごを長持ちさせる方法があります。
一つは、酢水で洗ってから保存する方法です。水1カップに対して酢大さじ1を加えた酢水でいちごをさっと洗い、しっかり水気を拭き取ってから保存します。酢の殺菌効果でカビの発生を抑えられるといわれています。ただし、洗った後は必ずしっかり乾かしてから保存してください。
もう一つは、密閉容器に入れて軽く真空状態にする方法です。空気を抜くことで酸化を防ぎ、鮮度を保つことができます。
いちごをお弁当に入れる場合は、ヘタをつけたまま入れるのがおすすめ。ヘタがあることで水分の流出を防ぎ、お昼まで鮮度を保てます。また、他のおかずとは別の容器に入れるか、カップで仕切ると、匂い移りを防げます。
苺の冷凍保存|1ヶ月以上長持ちさせる方法

冷凍すればいちごは約1ヶ月保存可能
いちごをすぐに食べきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。冷凍すれば約1ヶ月間保存することができ、いつでも美味しいいちごを楽しめます。
ただし、冷凍したいちごは解凍すると食感が変わってしまうため、生食には向きません。スムージーやジャム、アイスなど、加工して食べることを前提に冷凍しましょう。
そのまま冷凍する方法
最もシンプルな冷凍方法は、そのまま凍らせる方法です。
- いちごを水で洗い、ヘタを取り除く
- キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る
- 金属トレーにいちごを重ならないよう並べる
- 冷凍庫で1〜2時間、表面が凍るまで冷凍
- 凍ったら冷凍用保存袋に移し、空気を抜いて密封
最初に金属トレーで急速冷凍することで、いちご同士がくっつくのを防げます。使いたい分だけ取り出しやすくなるので便利です。
砂糖をまぶして冷凍する方法(おすすめ)
より美味しく冷凍したいなら、砂糖をまぶしてから冷凍する方法がおすすめです。砂糖が水分を抱え込み、いちごの甘みと風味を保ってくれます。
砂糖の目安は、いちご1パック(約300g)に対して大さじ2杯程度です。洗ってヘタを取ったいちごを冷凍用保存袋に入れ、砂糖を振りかけて軽く混ぜ、空気を抜いて密封してから冷凍します。
砂糖をまぶしたいちごは、解凍したときにシロップ状の液が出て、そのままデザートのソースとしても使えます。
ピューレにして冷凍する方法
いちごをピューレ(ペースト状)にしてから冷凍する方法もあります。ミキサーやブレンダーでいちごを潰し、製氷皿に入れて冷凍します。凍ったらキューブ状で取り出し、冷凍用保存袋に移して保存しましょう。
ピューレ状にしておくと、スムージーやソースにすぐに使えて便利です。お好みで砂糖を加えてから冷凍してもOKです。
冷凍いちごの美味しい食べ方
冷凍いちごは、解凍せずにそのまま食べるのがおすすめです。半解凍の状態で食べると、シャーベットのような食感を楽しめます。
| 活用方法 | ポイント |
|---|---|
| そのまま(半解凍) | シャーベット感覚で楽しめる |
| スムージー | 牛乳やヨーグルトと一緒にミキサーへ |
| ジャム作り | 冷凍いちごは煮崩れしやすく時短に |
| ケーキのトッピング | 半解凍で飾ると見た目もキレイ |
| ヨーグルトに添える | 凍ったまま入れると溶けながら食べられる |
「冷凍したいちごは生で食べられない」と思うかもしれませんが、半解凍のシャーベット状態は、夏の暑い日のおやつにぴったり。むしろ冷凍いちごならではの美味しさです。
苺の洗い方|保存前と食べる前の正しい方法
保存前に洗ってはいけない理由
先ほども触れましたが、いちごは保存前に洗ってはいけません。その理由をもう少し詳しく説明します。
いちごの表面には、ワックスのような天然の保護膜があります。これは「ブルーム」と呼ばれるもので、水分の蒸発を防ぎ、雑菌の侵入を防ぐ役割があります。洗ってしまうとこの保護膜が流れ落ち、いちごが傷みやすくなってしまうのです。
また、いちごの表面には無数の小さな凹凸があり、一度水がつくと完全に乾かすのが難しいです。残った水分がカビの原因になります。
食べる直前の正しい洗い方
いちごを洗うのは、食べる直前がベストです。正しい洗い方を覚えておきましょう。
- ボウルに水を張る
- ヘタをつけたままいちごを入れる
- 優しく水の中で振り洗いする(20〜30秒程度)
- ザルに上げて水気を切る
- 食べる直前にヘタを取る
ポイントは、ヘタをつけたまま洗うこと。ヘタを取ってから洗うと、切り口から水が入り込み、いちごの味が薄くなってしまいます。
流水でゴシゴシ洗うのはNG
いちごを洗う際、流水でゴシゴシ洗うのは避けましょう。いちごの皮は非常に薄くデリケートなので、強い水圧や摩擦で傷がついてしまいます。
また、長時間水に浸けるのもNGです。いちごは水溶性ビタミンが豊富なので、長く水に浸けると栄養素が流れ出てしまいます。洗う時間は20〜30秒程度、サッと済ませるのがポイントです。
農薬が気になる場合の洗い方
農薬が気になる方は、以下の方法を試してみてください。
一つは、重曹水で洗う方法です。水1リットルに対して重曹小さじ1杯を溶かし、いちごを1分ほど浸けてから流水で洗い流します。重曹のアルカリ性が、農薬を落としやすくするといわれています。
もう一つは、塩水で洗う方法です。水1リットルに対して塩小さじ1杯を溶かし、同様にいちごを浸けてから洗い流します。
ただし、いずれの方法も長く浸けすぎると味が落ちるので、1〜2分程度にとどめましょう。
いちごは洗った後、すぐに食べるのがベストです。洗ってから時間が経つと、残った水分で傷みが進んだり、ビタミンCが減少したりします。食べる分だけ洗うようにしましょう。
苺が傷んでいるかの見分け方|食べられるかの判断基準
見た目でわかる傷みのサイン
いちごが傷んでいるかどうか、まずは見た目でチェックしましょう。
変色が最もわかりやすいサインです。いちごの一部が茶色や黒っぽく変色している場合は、その部分は傷んでいます。変色が一部分だけなら、その部分を取り除けば食べられることもありますが、広範囲に及んでいる場合は食べるのを避けましょう。
また、カビが生えている場合は要注意です。白いふわふわしたカビや、灰色・緑色のカビが見られる場合は、そのいちごは食べないでください。カビの胞子は目に見えない部分にも広がっている可能性があります。
触ってわかる傷みのサイン
新鮮ないちごは、表面にハリがあり、軽く押しても弾力があります。一方、傷み始めたいちごは、触ると柔らかくブヨブヨした感触があります。
特に、押すと指がめり込むような感触がある場合は、中まで傷んでいる可能性が高いです。表面に水分が浮いてべたついている場合も、傷みが進んでいるサインです。
においでわかる傷みのサイン
新鮮ないちごは、甘酸っぱい良い香りがします。一方、傷んだいちごは、発酵したような酸っぱい臭いや、カビ臭いにおいがすることがあります。
異臭がする場合は、見た目に問題がなくても食べるのは避けましょう。
一部だけ傷んでいる場合は食べられる?
いちごの一部だけが傷んでいる場合、傷んだ部分を取り除けば残りは食べられることもあります。ただし、以下の点に注意してください。
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 一部が少し柔らかい程度 | その部分を取り除けば食べられる |
| 一部に小さな傷がある | 傷の周りを大きめに取り除けば食べられる |
| カビが生えている | 食べない方が安全 |
| 全体がブヨブヨ | 食べない方が安全 |
| 異臭がする | 食べない |
傷みかけのいちごの活用法
少し傷みかけているけれど、まだ食べられそうないちごは、加熱調理して活用するのがおすすめです。
ジャムにすれば、傷みかけのいちごも美味しく変身します。いちご、砂糖、レモン汁を鍋に入れて煮詰めるだけで、手作りジャムの完成です。また、スムージーにしたり、ホットケーキやマフィンに混ぜ込んだりするのも良い方法です。
「少し傷んでいるから捨てなきゃ…」と思わなくて大丈夫。加熱すれば安全に美味しく食べられます。もったいない精神で、最後まで活用しましょう。
新鮮ないちごの選び方|保存の前に良いいちごを見極めよう
色で見分ける新鮮さのポイント
いちごを長持ちさせるには、購入時に新鮮なものを選ぶことが大切です。まず注目したいのは色です。
新鮮ないちごは、ヘタの近くまでしっかりと赤く色づいています。ヘタの周りが白っぽいものは、まだ完熟していない証拠です。いちごは追熟しない果物なので、白い部分が赤くなることはありません。購入時にできるだけ赤いものを選びましょう。
ただし、赤すぎるものや黒っぽく見えるものは、熟しすぎている可能性があります。鮮やかな赤色で、つやがあるものがベストです。
ヘタで見分ける鮮度のサイン
ヘタの状態も、いちごの鮮度を判断する重要なポイントです。
新鮮ないちごのヘタは、鮮やかな緑色でピンと立っています。一方、鮮度が落ちたいちごのヘタは、色が褪せて茶色っぽくなったり、しおれて元気がなくなったりしています。
ヘタが反り返っているものは特に新鮮な証拠です。収穫から時間が経つとヘタは下向きにしおれてくるため、ヘタの状態で鮮度がわかります。
形と大きさの選び方
いちごは、形が整っていて、ふっくらとしたものを選びましょう。いびつな形や、先端がとがりすぎているものは、生育中に十分な栄養を得られなかった可能性があります。
大きさについては、必ずしも大きい方が美味しいとは限りません。品種によって適切なサイズは異なりますが、その品種の標準的な大きさで、ずっしりと重みがあるものが良いでしょう。
つぶつぶ(種)の状態をチェック
いちごの表面にある赤いつぶつぶ(正確には果実で、種子はその中にあります)も、鮮度の目安になります。
新鮮ないちごは、つぶつぶが果肉に埋まっているか、わずかに飛び出ている程度です。つぶつぶが大きく飛び出して見えるものは、水分が抜けて果肉がしぼんできている可能性があります。
パック内のいちごもチェック
パック売りのいちごを購入する際は、見える部分だけでなく、パック全体の状態もチェックしましょう。
パックの底に水分がたまっていたり、変色したいちごが見えたりする場合は、すでに傷みが始まっている可能性があります。また、いちご同士が強く押しつぶされているパックは、輸送中にダメージを受けている可能性があるため避けましょう。
いちごを選ぶときは、パックを軽く傾けてみましょう。底に傷んだいちごがないか確認できます。また、いちごの香りがほんのり漂ってくるものは、熟度が高く美味しい証拠です。
余ったいちごで簡単ジャム作り|保存食としても活用

電子レンジで作る簡単いちごジャム
傷みかけのいちごや、冷凍いちごがあるなら、ジャムにするのがおすすめです。手作りジャムは保存食としても優秀で、冷蔵で約2週間、冷凍なら約1ヶ月保存できます。
電子レンジを使えば、鍋を使わずに簡単にジャムが作れます。
- いちご200gを洗ってヘタを取り、耐熱ボウルに入れる
- 砂糖60〜80gとレモン汁小さじ1を加えて混ぜる
- ラップをせず、600Wで3分加熱
- 取り出してかき混ぜ、さらに2〜3分加熱
- 好みのとろみになるまで繰り返す(冷めると固まるのでゆるめでOK)
- 清潔な瓶に入れて冷蔵保存
加熱中は吹きこぼれることがあるので、大きめの耐熱ボウルを使い、様子を見ながら加熱してください。
鍋で作る本格いちごジャム
より本格的なジャムを作りたい場合は、鍋で煮詰める方法もあります。
いちご300gに対して砂糖100〜150gを用意します。いちごと砂糖を鍋に入れ、30分〜1時間ほど置いて水分を引き出します。水分が出てきたら中火にかけ、アクを取りながら15〜20分煮詰めます。レモン汁大さじ1を加えて混ぜ、好みのとろみになったら火を止めます。
砂糖の量は好みで調整できますが、砂糖が少ないと保存期間が短くなります。長期保存したい場合は、いちごの重量の50%程度の砂糖を使いましょう。
冷凍いちごでジャムを作るメリット
実は、冷凍いちごでジャムを作ると、生のいちごより時短で仕上がります。冷凍することで細胞壁が壊れているため、水分が出やすく、煮崩れも早いからです。
冷凍いちごは解凍せずにそのまま鍋に入れてOK。加熱すると水分が出てくるので、砂糖を加えてそのまま煮詰めていきます。生のいちごで作るより5〜10分ほど時短になることが多いです。
手作りジャムの保存方法
手作りジャムを長持ちさせるには、清潔な瓶に入れることが重要です。
瓶は使用前に煮沸消毒しておきましょう。熱湯に瓶を5分ほど浸けて消毒し、しっかり乾かしてから使います。ジャムは熱いうちに瓶に詰め、すぐにフタを閉めると、脱気されて保存性が高まります。
開封後は冷蔵庫で保存し、清潔なスプーンを使って2週間以内に食べきりましょう。長期保存したい場合は、小分けにして冷凍保存がおすすめです。
「ジャムを作るなんて難しそう…」と思うかもしれませんが、電子レンジなら10分もあれば完成。多少ゆるくなっても、ヨーグルトにかけたりパンに塗ったりすれば問題なし。完璧を目指さず、まずは作ってみてください。
苺の保存に関するよくある質問
Q. 買ってきたいちごはすぐに冷蔵庫に入れた方がいい?
はい、いちごは購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れることをおすすめします。常温で放置すると、1〜2日で傷み始めてしまいます。
特に夏場は、車の中や暖かい部屋に置いておくだけで傷みが進んでしまいます。買い物の際は、いちごを最後に買い物かごに入れ、帰宅後はすぐに冷蔵庫へ入れましょう。保冷バッグがあると安心です。
Q. いちご狩りで持ち帰ったいちごの保存方法は?
いちご狩りで持ち帰ったいちごは、通常のいちごより傷みやすいことが多いです。摘み取る際にどうしても傷がつきやすく、また持ち帰るまでの時間で温度変化を受けているためです。
帰宅後はすぐに冷蔵庫に入れましょう。傷んでいるものや柔らかくなっているものがあれば取り除き、キッチンペーパーを敷いた容器にヘタを下にして並べます。通常のいちごより日持ちしないので、2〜3日以内に食べきるか、すぐに冷凍保存するのがおすすめです。
Q. いちごの表面が白い粉のように見えるのは何?
いちごの表面に白い粉のようなものが見える場合、いくつかの可能性があります。
まず、「ブルーム」と呼ばれる天然の保護膜の可能性があります。これはいちご自身が分泌するロウ質の成分で、水分の蒸発を防ぐ役割があります。ブルームであれば問題なく食べられます。
一方、ふわふわした白いものが見える場合は、カビの可能性があります。カビの場合は食べないでください。判断に迷う場合は、においを確認してみましょう。カビ臭い場合は避けた方が安全です。
Q. いちごは重ねて保存しても大丈夫?
いちごは重ねて保存しない方がベストです。いちごは柔らかく傷つきやすいため、重ねると下のいちごが潰れて傷みやすくなります。
保存容器に入れる際は、いちご同士が重ならないよう1段で並べましょう。スペースが足りない場合は、間にキッチンペーパーを挟んで2段にすることもできますが、できれば1段がおすすめです。
Q. 冷凍したいちごを解凍すると水っぽくなるのはなぜ?
いちごは水分量が約90%と非常に多いため、冷凍すると細胞内の水分が氷になり、細胞壁を壊してしまいます。解凍すると、壊れた細胞から水分が流れ出て、水っぽくべちゃっとした食感になるのです。
これを防ぐことは難しいため、冷凍いちごは解凍せずに半解凍で食べるか、スムージーやジャムなど加工して使うのがおすすめです。
Q. いちごのヘタの周りが白いのは大丈夫?
いちごのヘタの周りが白っぽいのは、まだ完熟していないサインです。いちごは追熟しない果物なので、白い部分が赤くなることはありません。
食べても問題はありませんが、完熟した赤い部分に比べると甘みが少なく、酸味が強いことがあります。気になる場合は、白い部分を少し大きめに切り落として食べましょう。
Q. いちごを常温に戻してから食べた方が美味しい?
いちごは冷たい状態よりも、少し常温に戻した方が香りが立ち、甘みを感じやすくなるといわれています。
食べる15〜20分前に冷蔵庫から出しておくと、ほどよい温度になります。ただし、あまり長時間常温に置いておくと傷みやすくなるので注意してください。夏場は特に気をつけましょう。
Q. いちごは野菜室と冷蔵室、どちらで保存すべき?
いちごの保存には野菜室がおすすめです。野菜室は冷蔵室より温度がやや高め(約5〜7℃)で、湿度も適度に保たれているため、いちごにとって快適な環境です。
冷蔵室は温度が低すぎて、いちごが冷えすぎることがあります。特に冷気の吹き出し口付近に置くと、いちごが凍ってしまうこともあるので、野菜室での保存が安心です。
いちごをお弁当のデザートに入れる場合、保冷剤と一緒に別容器で持っていくのがベスト。他のおかずと一緒に入れると、いちごが温まって傷みやすくなったり、おかずの匂いが移ったりすることがあります。
まとめ|苺を長持ちさせる保存方法のポイント
いちごを長持ちさせる保存方法について、ポイントをまとめます。
【保存の基本ルール】
- 洗わない、ヘタを取らない(これが最重要!)
- ヘタを下にして保存する
- いちご同士が重ならないよう並べる
- 野菜室で保存する
【保存方法と期間の目安】
- パックのまま冷蔵:2〜3日
- キッチンペーパー+容器で冷蔵:5〜6日
- アルミホイル保存:約10日
- 冷凍保存:約1ヶ月
【冷凍保存のコツ】
- 洗ってヘタを取ってから冷凍
- 砂糖をまぶすと甘みと風味が保たれる
- 解凍せず半解凍か加工して使う
いちごはデリケートな果物ですが、正しい保存方法を知っていれば、最後まで美味しく楽しむことができます。パックから出してひと手間かけるだけで、保存期間がぐっと延びますよ。旬のいちご、ぜひ無駄なく楽しんでくださいね。

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